営業マンのくせにこんなこと言うのはおかしいが

よくぞ入ったと思う。


こんなこと商売していてそんなに頻繁にあることではない。


うん、番頭もよくやったし原田もよくやった(笑)


歌舞伎座のお店で弊社の商品が採用された。


信じられない。4月に商談がはじまり3ヶ月で

決まった。新規開拓にしては早いほうだ。


歌舞伎座にルートを持つ方に紹介いただき

弊社の商品を見せてどきどきしたが本当に決まった。


役者名や歌舞伎座のロゴを入れるのではなく


おたふくわたのブランドで商売しましょう。


担当の課長の方にそうアドバイスをいただき

驚いた。自社のブランドでされたほうが売れますよ。

と。そうか、そうなんだ。そこは僕の研究不足だった。


でもそれはとてもありがたいこと。


あまり長く話せなかったけれど僕は歌舞伎座の

課長が大好きだ(笑)、体を鍛えてられるらしく

とても逞しい体なのがワイシャツからもうかがえるが

その課長の性格もすっきりわかりやすく僕にはとても

好感度が高かった。


この方々にも満足いただける喜んでいただける商品を

作ろうと思う。


九代目無駄話

実際買うお客様とお店に置くのを選んでくださるお客様。


つまり僕らにとってはお客様が2ついらっしゃるということだ。


しっかり結果が残せるように頑張ろう。


歌舞伎座に商品が入るのを最初に報告したいのが

幼馴染の染五郎君だった。


合縁奇縁


商談中に染五郎君の舞台中の声が天井のスピーカー

から聞こえてきた。まるで彼が僕にエールを送って

いるかのようだった。


僕は商談後に連絡して楽屋にいって彼に報告をした。

彼はおしろいを塗ながら僕の顔を見て良かったといってくれた。



九代目無駄話

その後、彼からLINEで良かった。夢のようだよ。と

言ってきてくれた。涙が出そうになった。


小学校1,2年のとき、良く彼と歌舞伎座に遊びに

来て彼の本番前に天井裏や舞台裏なんて連れてもらい

黒子さんやスタッフさんに叱られたもんだ。


その彼がしている舞台の場所のお店に弊社の

商品が入るなんてなんとなんと不思議でそして

嬉しいことなんだろう。


またおたふくわたが新しいページを開いた。


さて東京は盆になった。


ご先祖様が東京に来てくださる。


家族で迎え火。



九代目無駄話

息子は僕の父に会いたかった、話したかった

と言ってくる。涙でるよ。だって息子の年齢のときに

父は死んだんだもん。


でもねそこにいるよ。


家族といるときもそうだし、おたふくわたの商売を

みていてもそう。ご先祖がそばにいるんだろう。