なぜ?なぜやるの?


そこにそれがあるから。


仕事にも当てはまるセリフ。


なぜそこまでおたふくわたをやるの?

手を抜かないの?


おたふくわたをしなくても会社は傾かない

じゃないか。


色々と昔言われてきた。


なぜやるの?


そこにおたふくわたがあるから。


イギリスの登山家のマロリーのセリフである。


雪の中で死体が見つかったときその位置が登山時か下山時か

要するにエベレスト初登頂をしていたのかしていないのか

長い間議論されていた。


色々な本を読むと実は登頂したあとではと言われている。


そこに山があるからではなく正確には


「そこにそれがある」


らしい。


結婚する前はゼロ。

結婚したあとは10近い山に登った。


カミさんのおかげ。


山が大好きになった。


夢枕獏氏の「神々の山嶺」は涙して読んだ。


山はたのしいけど怖い。

素人の僕もそう思う。


天気も変わりやすいし。

不意に土砂崩れや

落石がある。


でも気をつければ楽しい。


息子が登りたい!山に行きたい!


先週から長野乗鞍岳にいっていた

家族に週末合流した。


1週間の独身生活を終え(笑)

土曜日は上高地にいく。


九代目無駄話

本当は乗鞍岳にいきたかった。


山頂の天候が悪く断念。


上高地で往復4時間歩く。


体がすっきりしたような気がした。


翌日・・・・


天気がいいので乗鞍岳にいく。


娘もいきたいと言い出す。高原周辺やいけるところまで

いこうかと。たまにおんぶしたりしていた。


天気もいいしふもとはのどか。

おんぶの親子も多かったし。


ところが登って1時間すると

家族4人で山頂目指そうとしているとカミさんが


「どうもあの霧が怪しい」というのだが


山頂までいきたい僕は


「え~いくよ。大丈夫だよ」


「下山する勇気も必要よ」


「息子と僕はいく」


「私は娘と下山する。気をつけて」


と別れた。


その20分後である


遠くから雷が。


下山を急ぐ人。プロ級の完全装備で登りつづける人。


僕らはその瞬間に山頂に着く。

登頂したあと息子もびびり顔で写真。


九代目無駄話

僕らはちょうど登頂した直後に雨が降る。


よし下山しよう!


息子に急いで雨具をつける。


落雷や落石が怖いので慎重に下山。


晴れの空がすぐ先に見えたし幸い、雨は急に止む。


一緒に何人かで下山していると到着したあと


「息子さん、相当登ってるね?歩き方と装備の服を

見ると分かるよ。」


と声をかけてもらった。


でも怖いものは怖い。楽しいことは楽しい。


九代目無駄話

カミさんが


「だから私の方が慣れてるのわかった?カミさんの言うことは

凄いとそうブログに書きなさい」


と延々と話が続いた。


みなさん・・


山も仕事も人生も

妻であるシェルパのいうことを聞いておけばいいです(笑)


でもいい登山だった。


そして息子も相変わらず健脚だった。


これから秋のネパールのヒマラヤトレッキングに

いける。僕のほうがやばいくらい(笑)


登山と温泉。


自然も保護されていて

人の生活もある乗鞍は

大好きである。