九州モダンリビングフェア。


福岡の老舗百貨店である岩田屋で行われている

催事に僕は販売員として3日間立っていたが

アメリカ向けブランドのHARADA COMFORT

はとても好評だった。


来た方興味を持ってくださり昨日も売れた。


週末も期待。


たまにウロウロ他の売り場を歩いていると

名札をつけているので当然お客様には岩田屋の店員と

思われる。


フロアガイドを持ち歩いているので

声を掛けられたらきちんと対応した(笑)


九代目無駄話

子供のころから百貨店の販売員ごっこは大好き

だった。名札姿を記念に1枚。


それにしても・・・・


数年前に催事をしたときに比べ圧倒的に

お客様の数が少ない。


外に出ると天神は人の数が福岡では圧倒的である。

銀座、渋谷、新宿がコンパクトにまとまっている街である。


なのに百貨店には客がいない。

昼休みに他の百貨店もまわってみた。


原因はリーマンショックだけではないような気がする。


品揃えや店員さんの対応、売場面積、いろいろ気になった。


そしてお客様不在の組織事情。


岩田屋と三越は10月に統合し目と鼻の先の距離で

営業をしている。今後は重複を避けたブランド店の設置

なども行われるという。


バッグには伊勢丹の支援がある。上層部には伊勢丹、

つまり東京から来ている役員が多い。


福岡色でいくのか東京色に染めていくのか。


これから福岡の百貨店はさらに厳しくなるだろうが

岩田屋は何といっても福岡の百貨店。


かつて人気あった岩田屋のレストランや屋上が大好きで

入社した人も多い。


生意気だが僕の印象として岩田屋にいるとまるで伊勢丹に

いる気がしてくる。店内音楽の種類も新宿店に似ている。


福岡には福岡もんのスタイルでいくのがいいのではないの

かなあ。


それも新しいやり方で。福岡にも個性的で

楽しい人がたくさんいるので絶対できる。


福岡のパルコは大成功している。


東京の人がいくと分かるがまったく東京のパルコ

じゃない。


福岡に合わせた品揃えとスタイルを研究した結果の

成功だと思う。店内も若い女性でかなり混雑していた。


あとどこの百貨店も寝具・アメニティを見るとほとんど

無地になっているのに驚いた。もちろん無地もいいが


福岡の人は結構柄物が大好き。


選ぶ楽しさがあるし。


ある販売員もぼやいていた。


福岡で催事をするとそうなのだがご婦人達

何人か来て、あ~おたふくわた懐かしいねえとはじまり

徐々に笑い声で商品について辛口を言う。


でもそれが嫌味や不快にまったく思わない。


あれを聞くとああ福岡にいるんだなあと感じる。


ホントに頑張ってほしい。


催事中、盆栽、木製家具、木製グッズなど他の九州モダン

リビングのの皆さんに了解をもらい僕らのブースのレイアウトについて

フロアのトップマネージャーに意見を言った。


これじゃお客様が入りにくい、こういう置き方じゃ触れない、

使えない。ぜひこうしてほしいああしてほしいと

叱られる覚悟で女性マネージャーに話してみた。


でもそれは岩田屋に愛情を持っているからこそ。


そしたらマネージャーは


「そう!私もそれがいいと思う!」


とすぐ裏にまわり打ち合わせを行い、閉店の

あと皆でレイアウトを変えた。


「意見を言ってくれてありがとう!」

と言ってくださった。


他の出展者の方からも「動いてくださり

ありがとう」と言っていただいた。


いえいえ。


催事は自分の会社の事だけ考えるのでなく

皆で作るもんですよ!ぜひがんばりましょう!


嬉しかった。


九代目無駄話

手前みそだが確かにそれでお客様が奥まで

来るようになった。


ニューヨークで5日間楽しみ苦しみ販売した

経験もし役に立ったと思う。


トップはじめバイヤーや販売員の方々にも好評

だったようで安心した。常設もできそうなので

さらに嬉しい。


あとはいい結果を出していく。


そして僕は取引先と販売先のさらなる

関係を向上させて少しでも集客の結べる

ようなアイディアが出るようにもっとバイヤーや

販売の皆さんと関係を密にしていこうと

決心した。


明後日から今度は東急ハンズ新宿店。


こちらは毎日が超混雑である。特にカバン売り場は

観光客と一般客でごったがえしている。


その中でおたふくわたを売ることはそれはそれで

別の大変がある。


昨日から渋谷店ではおたふくトートを発売している。

午後様子を見にいってみる。しばらく遠くに立って

みよう。


商いは飽きないし

商いに終わりはない。