毎日動いていれば毎日何かはそりゃある。

しかし今日は衝撃だらけだった。


まず経営者としてはイマイチの僕だが

営業マンとしては結構きっちりしてきたはずだが・・・・


今日、名刺入れを忘れた。うおおお。


15年営業マンをしてきて今日で2度目ぐらいの

出来事。


早稲田合格で浮かれていたわけではないだろうが

それにしても不覚だった。


大窪顧問にも「うわあ、原田さんにしてはめずらしいねえ」

と言われてしまった。


普段、今日名刺を持ち合わせてなくてという営業マンに

自分のパンフレットを忘れたのと同じですよと言ったり

警察手帳のないことと同じゃないですかと偉そうに言ってた

くせに・・・・。


お前何してんだよ!


浜松でかなりいじけていた。


まずニューヨークで展開する商品向けの有名プリント工場に

行き打ち合わせと工場を見学。


社長にとても良くしていただいた。


謙遜して技術的に色々な心配をされていたが

いやいやすばらしい!!このプリント具合ならとてもすてきな商品が出来る。


そして国内で販売している弊社の商品にも対応できそうだ。


九代目無駄話


ご一緒に昼食を取り、鈴木社長と一緒に次は

またまた有名な注染の老舗工場へ。


専務は僕と同世代かな?


昔ながらの手染めで手ぬぐいや浴衣を染めている。

有名な浴衣や手ぬぐいメーカーの商品などもしている

会社なのだが


工場の活気に驚いた。稼動しまくっていた。

電話も良くなるし人も動きまわり沢山の手ぬぐいを

作っていた。


沢山の人が働いていた。


九代目無駄話

型作りも注染も工程すべてとにかくすべてが手作り。


中は昔ながらの染め工場だが若い人、年配の人が半々

ぐらいで働いていた。


バランス良く人を置いてますねと聞くと専務は


「若い人はよく動きますよね。先輩は沢山色を見てきている

から経験が違う。たとえばうちはこのボカシが最大の強みですが

ボカシをはじめる場所が先輩の感覚だとすばらしい場所から

できるんです。この微妙な差が手ぬぐいのセンスに大きく

影響します」


表裏、差異なく注染をきっちりするのだがこんなきれいな

ボカシ染めみたことがない。


たとえば鯉の柄を見ると頭の真ん中あたりからきれいに

グラデーションがはじまっていてまるで水中にいる鯉が

日光の具合で照らされているような絵に見える。


「この感覚は若い世代にはできにくい」


という。やはりどの社会でも先輩というのが大事なんだよなあ。

やっぱり経験がモノをいう。そうだよ僕らの20年以上も生きている

んだもん。


お茶しながら専務と盛り上がったのは


「本来の手ぬぐいとしての使い方をもっと若い世代に伝えたい」


という話しだった。


そうだよ。以前ブログで手ぬぐいについて書いたが

体を拭いたりこれで肌を洗ったり、そして半分に切って

ハンカチにしたり、ふきんにしたり最後は土に帰す。


そうそう手ぬぐいという名前を変えましょう。そして

おたふくわたで新しい手ぬぐい考えますよ。


専務とにこにこしながらも語り合った。


夕方、プリント工場の社長に浜松駅まで送って

いただく。2社と色々お仕事できそうで良かった。


まずはがばいばあちゃん記念公演のトートバッグ

ですね!がんばりましょう!


駅で大窪顧問とまたまた熱きトークを。

さすがに僕も朝からマシンガンだったので

帰りは新聞を読んだあとほぼ爆睡。


会社に戻り、またまた衝撃。


最近はお取引がなかったがおたふくわたが復活してから

お付き合いがあったある資材会社が破産した。


今日元気な会社を見てきただけにショック。

以前から元気ないと聞いていたが・・・。


今年も色々年明けから倒産を沢山聞いてきているだけに

地に足つけてもう前を向いて歩くしかない。


とぼとぼ帰宅する。


あれ!!!!


ご近所のお家のポルシェ・・・


ああああ


買い換えてる!!!!


凄いなあああああ。


いいなあ。いいなあ。


前もポルシェだったがそんなに年数経っていない。


帰宅していたら早稲田大学大学院の合格証書。

最後に笑顔になった。仏壇に飾りました。


九代目無駄話

親戚の間で


「浩太郎に何が起きた」


と騒がれているらしい。それはそれで何かショック。


お前が早稲田ねえ、ちゃんと修了しろよ。


はい、ちゃんと聞こえています。


邪心なし!


九一一