この世には人間には答えの出せないことのほうが多いのだろう。
病気になり、布団から起き上がるだけで
20分ももがいている。
腫れ上がった手指は、ペットボトルも開けられない。
四肢の痛みは耐え難く、痛み止めの錠剤や
注射に効果はない。
寝ていても痛い。当然、痛みで何度も起きる。
こんな状態が半年以上つづいている。
さらに、声帯にも潰瘍とポリープがある。
声が出せない。
なぜ、こんなに苦しまねばならないのだろうか。
神仏に問う。
答えはない。
生活の糧を得ることも難しい。
様々な治療費もかさむ。
焦る。逆に仕事が入ると、
体が保つか、不安がある。
しかし、
この痛みには意味があると思う。
神仏からのメッセージ。
そう思う。
病床にある方々への関わりというものを、
お諭しくださっているのではないだろうか。
人間は、人間として生きているだけで
奇跡だ。いまは、心からそう思う。
たとえば、人間を構成する物質を集めても、そこに命は生まれない。
これがすでに奇跡だ。
有難いのです。