ピョンチャン・オリンピックが終わり、今度はパラリンピック、楽しみですね。

私も日本のメダルの数が増えるに従い、深夜までテレビに釘付けになっていましたが、メダリスト達のインタビューへの答え方がこれまた抜群で、「簡潔かつキーワードあり」の胸キュン!自然に出てきた言葉なのでしょうが、それだけにすばらしい。

日本スケート連盟会長、JOC副会長として何度かピョンチャンに足を運ばれた橋本聖子参議院議員によれば、選手達には、常に身体能力だけでなく、「人間力」をあげるよう指導してきたとのこと。政治家も大いに見習わなくてはいけません。

     

ところで、あのピョンチャンという地は、その昔、2004年の、日本でも大ヒットした韓流ドラマ「冬のソナタ」の舞台だったことをご存じでしょうか。ぺ・ヨンジュンとチェ・ジウ、パク・ヨンハの繰り広げる三角関係入り乱れる(?)愛憎劇に、私たちオバサンは涙し、怒り、朝までDVDを鑑賞し、韓国ソウルやピョンチャンなど、ロケ地までせっせと出かけて行ったものです。サッカーワールドカップの共同開催と韓流ドラマのヒットで、日韓関係は大きく改善したといわれていますが、いつの時代もスポーツと文化の力はスゴイ!

     

今回、そのスポーツの祭典であるオリンピックが政治に利用されたことは残念でしたが、安倍総理が開会式に出席されたことは、慰安婦問題など色々ある中であっても、結果として、隣国の、そして次期夏期オリンピック開催地のトップとしてその責任を果たされたことになったと安堵しています。

     

2019年にはG20が大阪で開かれ、2020年の東京オリンピックへとつながっていきます。アジアからの発信が続くことは喜ばしいことで、東京オリンピックでも政治との絡みが出てくることは、この時代避けて通れないのではないか、と私は考えています。

     

ピョンチャンの開会式では、安倍総理の人気は上々で、会場では韓国の人々からも大きな拍手が起こったそうです。テレビやネットの力はすさまじく、政治の表層と一般国民のアクセプタンスには、どの国にも差があると考えておかねばなりません。「外交力」をつけ、世界のリーダーとなった安倍総理が登場することになる東京オリンピックには、多くの首脳級の政治家が訪れることになるのではないか。それが、例えば地球温暖化問題など、世界平和を希求することにつながるのであれば、オリンピックと政治の併存も、その発信力や成果を上げることになるのではないか。そう考えるべき時代になっていると私は考えていますが、皆様はどうでしょうか。