花粉症は深刻な国民病です。

 

ヒノキ花粉まっさかりです。先日土曜日、当院のスタッフが勤務中、突然の鼻漏、くしゃみ発作のため、途中で帰宅しました。とてもつらそうで、花粉症の恐ろしさを目の当たりにしました。仕事、受験、祭事など、人生の重要な場面でアレルギー症状がでると非常に深刻です。

 

ヒノキ花粉の飛散量は予想できない。

 

ところで、毎年スギ花粉予測というものがありますが、ヒノキ花粉予測というものはありません。スギ花粉症は、スギ花粉は前年度の降水量や日照時間、数年単位の飛散周期から、飛散量をある程度は予想することができますが、ヒノキ花粉の飛散量を予測することができないのです。今年はスギ花粉と同様に、ヒノキ花粉も飛散量が多くない印象ですが、4月6-7日に大量飛散したようで、患者さんが多く来院されました。ちょうどお花見の絶好日和でした。

 

黄砂は花粉症症状を増悪させます。

 

 黄砂も2月から5月、特に3月以降に多く飛来します。黄砂に付着する物質が様々なアレルギー症状を起こす可能性がありますが、現在のところ、花粉症がベースにあって、その症状を増悪させると考えられています。

 

 

花粉症がありましたら、症状がでる時期はわかっています。症状がなくても処方はできますので、飛散前に受診していただいて構いません。