みそ以外調味料なし!でも味は濃くがある甘さの味噌汁 | 野菜をおいしく頂く、お寺給食

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料理が苦手でも、体に優しくて癒しのヘルシーな料理が簡単に作れるお寺料理を中心に食について紹介していきます。楽しいは、きっとその先にあるはず。




どうもおしょうです!


今日は、

一汁一菜これが精進料理の基本形だと言われています。

極論、美味しいご飯と美味しい味噌汁があれば良いといわれるほど。

シンプルで簡単だからこそ、


その当たり前のモノのクオリティをあげるということですね。



そんな今日の料理ですが、


長芋と聖護院かぶの白味噌汁のご紹介をしたいと思います。


飲み始めはそこまでパンチはないですが、甘く何杯飲んでも飽きない汁物となっています。




精進料理の美味しいと一般の美味しいは違う?



そう、


実は一般の美味しいと言われる、

炭水化物にあったり、

お酒に合うような、

味の濃いぃ~料理と、


精進料理の美味しいは、

違ったりします。




一般的な美味しいが、


とんこつラーメンだとすると、


精進料理は、


おでんの大根。


ってな感じです。




なんというか、


味わい深い味といった感じで、


わかりやすい美味しいではないんですね。




なので、


ボーーーーーっと食べていると、

あまり美味しさがわからないようになっています。




まさに大人の味というわけですね。星空





まーそんなこんなで、


精進料理を食べようと思われる時は、


美味しいが違うものと意識して食べてもらえればなと思います。



じゃないと、

せっかく食べたのに「味ウスッ!」だけで終わったら勿体無いですからね。




ちなみに

おしょうの中での精進料理のイメージは、


野菜の素材の良さを味わえるバリエーション豊かな料理。


ってな捉え方をしています。




ほんと料理によって、

全然変わってくるので。





さて、


今日のお寺給食といきましょう!



具材(6人前):
聖護院かぶら200g、長芋100g、白味噌200g、三つ葉一束、練からし少々

調味料:
昆布だし1000ml




1.聖護院かぶらはおろし金で細かくおろしておきます






2.長芋はあらいおろし金でおろします。







3.三つ葉は葉の部分だけとりだし、細かく千切りをして、
水につけておきます。








4.鍋に昆布だしをとり、その後白味噌を溶いて加えて沸騰するまで熱し、スプーンで小分けしながら長芋を入れていきます。







5.長芋は浮いてきたら引き上げ、鍋に聖護院かぶを加えて温めていきます。







6.最後にお椀に先ほどの長芋をのせ、味噌汁を上からそそぎ、
練ったからしと三つ葉をのせれば完成です。








蕪と長芋の甘みがそのまま上手くでていて、

練からしがアクセントとしてピリッとさせるので、

またそれが、「ただ甘くておいしい」じゃなく、

食べていて面白みのある味噌汁になっています。



からいのと甘いのが交わることによって、

より素材の甘味が際立つといった感じですね。


砂糖や塩、醤油を入れていないのに、

ここまで濃くが深く甘くなるんだと思われると思います。

美味しい白味噌の汁物が飲みたいと言う方は、

是非お試しあれ。