いろんな仕事があるものです。
著書の職業は「幇間（ほうかん）」というそうです。
私も全く知りませんでした。
たいこもち
酒宴の席をひたすらに盛り上げる男芸者のことらしいです。
苦い思い出や屈辱の経験を交えながら、
櫻川さんの生き様が伝わる渾身の一冊のはずが、
「笑い」に特化して、どうやって人を楽しませるのかを紐解いています。
個人的にとても参考になりましたし、共感もできました。
特に次の内容がぐっときました。
「自分が楽しまないと人を楽しませられない」
なんてよく言われますが、
自分が楽しんでいるようではダメだと仰っています。
その場に溺れるのではなく、あくまで
楽しんでいるように思ってもらうこと、
だそうです。
んーーー、深い。なるほど。
マニュアルではないサービスとはこういうことなんですね、きっと。
豊かさとは何か、をも考えさせてくれる一冊です。