CBCニュースの「大石が深掘り解説」で、今回の小林製薬の紅麹健康被害問題は、医薬品ではなく食品であったために異物が混入したことが原因なのではないかという専門家の話が紹介されている。(名古屋市立大学大学院薬学研究科の中川秀彦教授の話)

 

 

 

その根拠として、2016年から紅麹原料が販売開始されていて、これまでは何も健康被害など報告されていなかったのになぜか2024年になってから急に健康被害が報告されるようになったからだと言っている。

しかし、食品安全委員会では2014年3月の時点で 「『血中のコレステロール値を正常に保つ』としてヨーロッパや日本などで販売されている「紅麹で発酵させた米に由来するサプリメント」の摂取が原因と疑われる健康被害がヨーロッパで報告されています。」という注意喚起をしており、2023年までは健康被害の報告なしという解説は間違っている

食品安全委員会によればスイスでは紅麹の売買そのものが違法とされていることからも、やはり紅麴には安全性の懸念があったにもかかわらず、それが周知されていなかったことにも問題があったのだろう。(有害物質が生成されない紅麴も存在しているため、安全面で問題のないものだけを使うように国は指導するべきだった。)
 

【参考】2014年3月
欧州において、以下の注意喚起が行われています。
「血中のコレステロール値を正常に保つ」としてヨーロッパや日本などで販売されている「紅麹で発酵させた米に由来するサプリメント」の摂取が原因と疑われる健康被害がヨーロッパで報告されていますEUは、一部の紅麹菌株が生産する有毒物質であるシトリニンのサプリメント中の基準値を設定しましたフランスは摂取前に医師に相談するように注意喚起しており、スイスでは紅麹を成分とする製品は、食品としても薬品としても売買は違法とされています
紅麹を由来とするサプリメントに注意(欧州で注意喚起) | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する (fsc.go.jp)

 

 

しかし、今回の問題はシトリニンが原因なのではなく、プベルル酸が原因なのではないかと言われている。

 

【参考】
2024年3月、小林製薬の製品で健康被害が報告され、3種類5製品、約30万袋が自主回収されることになった。有害物質は2024年3月29日時点で特定はされていないがシトリニンではない。同29日以前は原因となった物質を「未知の物質」としていたが、小林製薬は29日、厚労省に対し原因とされる物質「未知の物質」が「プベルル酸」である可能性があると報告した。製品接種後、稀に腎疾患を発症することもあるという。
ベニコウジカビ - Wikipedia

 

※このwikipediaの記事は、個人的には胡散臭さを感じる。

 

 

そのプベルル酸は青カビが作る物資であり、「混入すれば一気に増殖し、色の違いで一目で分かるはずだ」と別の専門家は指摘しており、本当にプベルル酸が紅麹健康被害の原因物質なのであれば筋が通らないことになるらしい。

従って、現時点では何が原因なのかは不明ということになるようだが、そもそも紅麴は10年も前から健康被害がヨーロッパで報告されていて、一部の国では売買の禁止までされているほどなのだから、そういうものを今も健康食品として販売していることに疑問がある。(しかし、有害物質が生成されない紅麴も存在している)
現時点では、一部で「原因物質はシトリニンではない」とはっきり言われているが、この健康被害では腎機能障害が起きているのだから、むしろシトリニンが原因なのであれば筋が通る。

一方、プベルル酸が原因なのであれば色ですぐ分かるとのことであり、筋が通らない。

また、シトリニンが原因なのであればそれは確かに腎疾患を引き起こすが、プベルル酸の方は腎臓に悪影響を及ぼすのかどうか分からないと下記の記事に書かれているため、もしプベルル酸が腎疾患を引き起こさないのであればプベルル酸犯人説は間違っていたことになる。

今の状況を整理すると、本当はシトリニンが原因なのにプベルル酸が原因であると嘘を吐いているかのように思える点があり、話がややこしくなっている。

小林製薬としてはシトリニンが原因であった場合は不都合があるため、プベルル酸が原因であるということにすることで「外的な要因」であるという問題とすり替えているような印象を受ける。(真偽不明)
 

【参考】2024年3月29日の記事
サプリメント服用を巡って健康被害が起きた原因物質の可能性として、製造元の小林製薬(大阪市)の調査で、「プベルル酸」が浮上した。
厚生労働省によると、プベルル酸は青カビが作り出す物質で、抗生物質としての特徴がある。米国立衛生研究所(NIH)のデータベースなどでは、ヒヤシンスに病気をもたらす原因菌などから見つかった天然化合物としている。
唐木英明・東京大名誉教授(毒性学・薬理学)は、プベルル酸について詳細は不明だとしたうえで、「青カビが作る物質であるなら、紅こうじ菌から自然に作られることはありえない」と指摘。製造過程で青カビが混入した可能性があるが、紅こうじを作る培養器はカビも非常に増えやすい環境のため、混入すれば一気に増殖し、色の違いで一目で分かるはずだという
また、プベルル酸が腎臓にどのような影響を及ぼすのかも明らかになっていない。「腎臓への毒性があるかを動物実験で調べることが必要だが、結果が出るまで1~2カ月はかかるのではないか」とみる。
医薬品の製造現場に詳しい光本泰秀・北陸大教授(神経薬理学)もプベルル酸について、「なぜ腎臓に集積したのかや、もしくは集積していなくても、腎臓に毒性を示したのかを明らかにしなければ、原因物質として特定できない」と指摘する。そのうえで「これまで紅こうじを使った製品を長年製造してきたなかで、急に特定のロットの製品で健康被害が出るのは不思議だ。外部からの混入などの可能性も含めて調査する必要がある」と話した。【寺町六花、渡辺諒】

 

【参考】2024年3月29日の記事

プベルル酸は、トロポノイドと呼ばれる化合物の一種で、青カビからできる。今回の健康被害では、腎臓の病気が多く報告されているが、腎臓への影響はわかっていない。厚労省の担当者は「マラリア原虫を殺すような活性があり、毒性は非常に高い」と説明する。

 

 

一部の腎臓専門医の意見として、

「(今回の紅麹製品には含まれていなかったそうですが)紅麹菌の中には『シトリニン』というカビ毒をつくって、腎臓の障害を引き起こすものもあるらしいです。そして、この「シトリン」というカビ毒も尿細管の超微細構造を損傷することで、腎障害を起こすようです。」

「『急性尿細管壊死』もしくは、『急性尿細管間質性腎炎』だった可能性があります。」

という記事があり、その中でも特に急性尿細管間質性腎炎は、尿が出にくい、むくみ、といった症状が出るとのこと。

その「尿が出にくい」「むくみ」という症状は動画にも出ている今回の健康被害の腎疾患の症状とも合致している。

第49回:紅麹による腎障害とは? | 岩本クリニック (iwamoto-clinic.com)

 

しかし、小林製薬のホームページを見ると、「この度、次世代シークエンサーを使って紅麹菌3種類の全ゲノム解析を行い、日本で主に使われている紅麹菌(Monascus pilosus)には腎毒性の健康被害をもたらすカビ毒シトリニンが生成不能であることを明らかにしました。」と書かれている。(2020年10月時点のニュース)

紅麹(Monascus pilosus)の全ゲノムを解析 腎機能障害をもたらすカビ毒シトリニン生成不能を証明 | ニュースリリース | 小林製薬株式会社 (kobayashi.co.jp)

 

「大石解説」によれば、小林製薬では2016年から自社の紅麴を約2割、他社の紅麴を約8割使用しているとのことであり、他社の紅麴がシトリニンを生成してしまうものだった可能性があるのかもしれない。

小林製薬のニュースリリースによれば、「小林製薬株式会社は、2016年にグンゼ株式会社より、食品素材“紅麹”に関する製造・販売事業を譲り受けました。」とあり、動画にもあるように、2016年から紅麴に関わる事業を開始しているようだが、それはグンゼから紅麴の事業を譲り受けたことによるものらしい。

そして、そのグンゼから譲り受けた紅麴には、シトリニンを生成しないという特徴があったのかもしれない。

あるいは時期によって「日本で主に使われている紅麹菌(3種類)」というものが異なっていた可能性も考えられる。

だからこれまでは問題なかったのに、2024年になってから急に腎疾患を発症する事例が多発したのだと思える。

つまり、最近になってから、1.海外で使われる紅麴菌をサプリメントなどの原材料にしていた、2.日本で使われている紅麴菌ではあるがシトリニンを生成してしまうタイプのものだった、といったことが可能性としてあり得る。

そのニュースリリースには「弊社では薬膳料理として長い食経験をもつ“紅麹”の健康効果に着目し、“紅麹菌”の伝統的固体発酵法による大量培養に世界に先駆けて成功するなど、研究を進めてまいりました。」と書かれているが、その大量培養がどの時点で行われたのかについては詳細は不明。

いずれにしても、小林製薬の紅麴製品は原材料の全てが自社製というわけではないらしく、他社製のものも使用していたようだから、どちらかというと他社製の紅麴に何らかの問題があったのではないかという印象がある。

小林製薬は2016年にグンゼから紅麴事業を譲り受けているが、その2年前にはヨーロッパで既に紅麴が問題になっていたのだから、グンゼからババを引かされたことによって8年後に大変なことになってしまった。

グンゼは2014年の時点で紅麴がヨーロッパで問題になっていたことを恐らく知っていたが、その厄介者をどうしようかと思っていたところ、小林製薬が譲り受けてくれるという話になり、厄介な事業(ババ)を手放すことができてすっきりしているのだろう。

 

 

 

 

このアンカーマンの動画解説を見たことでyoutubeのコメント欄には

「この紅麹問題、かなり胡散臭さを感じてしまいます 小林製薬さん、狙われた?


「被害が出た時期怪しいですね。小林製薬が本気で因果関係を調べて欲しいです。アレの影響でとなると国が口止めに入るのでしょうね。」


「小林製薬の商品を服用して体調不良になった人の、あれの接種の回数を確認すべき。腎障害を起こした人の、あれの接種者と非接種者の割合を検証すべき。これは、あれの後遺症の可能性ではないのか?」


「ベニに、話しすり替え?〇〇〇ン被害?」


アレの接種と関係してるのでは。厚生省のやる気が怪しい。」


ワクの後遺症で腎疾患発症者をふるいにかけてる気がしてならないです」


みなさんうってるあれの成分と掛け合わせられておかしくなった可能性を単純に考えてしまうのですけど?小林製薬さんにはそこらへんぜひ調べてほしいです。でも関連があるとわかっても言えないんですかね?いやな世の中だ。」


注射で、過剰に反応が出た、かもしれませんね。」


「他の何かが原因で腎疾患になった人がたまたま紅麹のサプリを飲んでいたのだとしか思えません!最近に腎疾患になった人がみんな紅麹サプリを飲んでいるわけじゃないだろうし、飲んでいなくても腎疾患になっている人が増えている可能性があるからその調査もするべきだと思います。アレの副反応で亡くなったと思われる人が因果関係不明で、接種後がたまたま寿命だったというような扱いを受けているのに、この対応の違いで紅麹サプリをスケープゴートにしようとしているように思えます。」


「全くの直感ですが、健康被害が発生した時期とコロナワクチン接種時期が重なっていますね。異物×紅麹菌による毒性の発生と接種との関連が気になります」

といった内容で埋め尽くされている。

つまり、ほとんどの人がこれは新型コロナウイルスのワクチン接種が原因で発症した腎疾患なのにそれを紅麴のせいにして誤魔化していると思っているらしい。(あるいは紅麴のメーカーがそのように誘導するためにサクラ投稿しているのかもしれない。そもそもワクチン接種で腎疾患を発症するのかどうかも不明。)
個人的には新型コロナウイルスワクチンを全員に、何度も接種することを勧めるつもりはないが、それなりに知識のある人物の多くは、新型コロナウイルスにそのまま感染するよりはワクチンを接種する方がずっといいという主張をしている。恐らくそれは正しいのだろう。

ワクチン接種で重篤な症状が出た人は、摂取せずにウイルスに感染すればもっと酷いはず。

【参考】
0371ウィズコロナの名無しさん
2023/12/27(水) 11:44:45.18ID:qJ0hgLIN0
>>369
@KazBowen
天然もん好きなやつ多いな。スパイク産生能力はウイルスが圧倒的だよ。だって天然もんって自分でバイバイに増やせるから。基本細胞のmRNA合成のすべてのリソースつかってSpike mRNAを含んだ10倍のmRNAをものすごいスピードで作るので、ワクチンとは比べ物にならないよ。あとあんまりみんな言ってないけどウイルスが感染したときにしかできない、二本鎖RNAの毒性がやばい。これ複製するときにできるんだけど、これだけでものすごく炎症起こすんだよね。もちろん炎症起こしてウイルス排除に行けばいいんだけど、ワクチンなしだと細胞性免疫がないので、先にORF3,6などで細胞の自然免疫のウイルス排除機能が遮断されて、炎症は起こるけど、別にウイルスは排除できない感じになって、Long covidの原因になりやすいんじゃないかと思ってる。mRNAが怖いって言ってるおっさんらって昔siRNAが一般化する前に、Double strandのRNAを細胞に入れてて、それの毒性が単に記憶に残ってるのではと思うなsiRNAが一本鎖でいいってわからなくて、二本鎖RNAを細胞内に入れていた時代があったからね。(閑話休題)天然もん食べるなら十分に準備してからのほうがいいよ。ワクチン打って感染するか、そのまま感染するかの2択だし。ワクチンでLong covidが完全に防げるわけでないけど、かなり危険性防げるのはっきりしてるし。でも自己責任でやったらいいと思うけど。アメリカみたいに全員が感染すると、未接種初感染は結構見える範囲で死にかけてるのみてるからね〜あんまりワクチンうたんで感染という気にならんのだわ。

0373ウィズコロナの名無しさん
2023/12/27(水) 11:45:53.15ID:KvboCi5D0
>>371
もちろん感染絶対にしないということならワクチンもいらんし個人の責任で決めたらいいと思う。接種は任意。
ちなみに血中のスパイクの濃度測ったら、だいたいワクチン後は測れる人がわずかで、測れても感染時の濃度の1000分の1ぐらいだからね。レベルが違うと思うよ。
ワクチンとウイルスを比べたら、銀行口座に20万ぐらいしか預金がないおっさんが、自分でお金刷れる日銀にケンカ打ってる感じだと思うよ。
これスパイク蛋白をカラダに溜め込む能力のことね。ただ免疫するにはそんなにいらんからmRNA
ワクチンでも役に立つという話。 
ごめんなさいTypoしたsiRNAではなくてmIRNA。sh
RNAが入れたあとHairpin構造でdouble strand RNAになってTarget RNAを破壊します。
siRNAは2本鎖。miRNAのことでした。お詫びして訂正します。LentiでshRNA ばっかり作ってたので間違った。
午前8:46 · 2023年3月14日

0375ウィズコロナの名無しさん
2023/12/27(水) 11:48:11.69ID:rrEu/zTe0
>>373
@H6eJiFlVi1uQ2lR
ワクチンは感染するよりもマシというレベルの医薬品。
副反応が強く出る人って、実のところ感染してスパイクタンパクの量がワクチンの1000倍くらいになった時、どうなるのだろうか?
それを知りたいが、実験系を組むことも倫理的に難しいので、知ることはできないだろう。
午後1:41 · 2023年7月24日
リプ
ずっと気になっています。
副反応が強かったからもういい、とワクチンを忌避している人ほど感染すると大変なことになっているのではないかと。
午後1:55 · 2023年7月24日
副反応で熱が39度以上出ました。
脇のリンパも倍以上に腫れて今でも元に戻りません。なので3回でやめました。
副反応強い人は罹患すると重症になるのかもって不安はずっとあります。
絶対に家族含めて感染したくないです。
未接種の母は罹患して8日目に亡くなりましたが…。
午後7:17 · 2023年7月24日
 

【新型コロナ】感染後、心不全のリスク高まる可能性 理研などの研究チーム ★2 [ぐれ★] (5ch.net)
 

 


※どうでもいいことだが、「ワクチンとウイルスを比べたら、銀行口座に20万ぐらいしか預金がないおっさんが、自分でお金刷れる日銀にケンカ打ってる感じだと思うよ」という書き込みをしている人物がいる。これはもしかしたら日銀が大量にお金を刷って株を買いまくっているから株は上がり続けるはずだという勘違いをしているのかもしれない。実際、新型コロナウイルス絡みで政府と日銀は一時期、大量にカネをばら撒いていたことがあったが、特に医療従事者や医療機関にそのカネは供給されていたため、今の医者や医療機関は「カネ余り」の状態になっている例があるのだろう。その余剰資金を使って高値で株を買い漁っている者がいる可能性がある。