AGA(男性型脱毛症)の場合、医者は5αリダクターゼII型が前頭部と頭頂部に分布しているためにその部分が禿げやすいと主張しており、亜鉛を摂取することで5αリダクターゼII型の働きを抑えることができ、その結果としてAGAの直接的な原因であるジヒドロテストステロンが作られなくなると言っている。

しかし実際には血行不良が大きく影響しているように思える。
(本当に医者の主張の通りなのであれば亜鉛こそがAGAの特効薬であるかのように思えてしまうが、そんなに単純であるはずはない。個人的にはむしろ亜鉛のサプリメントを飲むようになってから薄毛が進行している。)
枕が当たっている部分は禿げづらく、ちょうど枕が当たっていない部分が禿げやすいことを見ても、ある程度の圧迫感があることが血行に影響している可能性はある。

テストステロンと5αリダクターゼII型の両方が揃うことでAGAが発症するとのことだが、一般的に若い人は薄毛にはなっておらず、加齢とともに薄毛になっていくため、医者の主張が正しいのであれば、加齢とともにテストステロンと5αリダクターゼII型が増え続けることになる。

しかし、何となくそれは間違いであるように思え、加齢とともに何かが衰えていくことによって薄毛になっていくのではないかと思える。

素人による簡単な予想として言わせてもらえば、恐らく加齢によって亜鉛不足になっていたり、テストステロンと5αリダクターゼII型が増え続けているのではなく、やはり血行不良が薄毛の最も大きい要因であり、鉄や銅などが不足していたり、血栓や動脈硬化などによって血流が阻害されていたりすることが加齢とともに進行し、薄毛になっているのではないかといった仮説も一応の筋が通るはず。(銅の取りすぎは亜鉛不足になり、亜鉛の取りすぎは銅不足になるため、どちらか一方を多く取るべきではない)

つまり、最も優先的に取り組むべきことは血行不良の改善であり、貧血や血流といった血管に絡む問題(循環器)を解決することで薄毛に限らず様々な病気を治すことに繋がるように思える。

新型コロナウイルスに感染したことで薄毛になったのであれば、この症状は休止期脱毛症なのではなく、血栓などによる血行不良が起きていることが原因なのかもしれない。

また、日本は大量に降圧剤を服用している国であり、高血圧症とは、「上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上になる病気」であるとされている。

その血圧を下げる薬によってさらに血栓や動脈硬化などになりやすくなり、さらに薄毛になりやすくなっている可能性もある。

 

【参考】

「年をとれば血管は硬くなる(動脈硬化)。弾力を失った血管は拡張・収縮しにくくなるので、体のすみずみまで血液を送り込むのが難しくなります。そこで心臓は血圧を上げて、血流をよくします」

「体は酸素と栄養素を血液から得ていますが、それを取り込むためには一定の血圧が必要です。それなのに降圧剤で血圧を下げすぎてしまうと、それが取り込めなくなる」

 

 

※1年ほど前から薄毛が気になりだし、特に分け目やつむじのあたりの薄毛が進行している。いくらかは頭頂部を圧迫したり軽くマッサージなどをしていたが、これまでのところ全く効果はなかった。また、亜鉛のサプリメント(14mg)を飲んでいたが、それも全く効果がなかった。しかし、血行不良を改善すること自体は何も悪いことではないはず。今後は血管の状態を改善することを意識した方がいいのかもしれない。

 

2022年11月

 

 

2023年4月

 

 

2023年11月