父も兄も若くして大動脈の疾患になりました。
そして私も。






家族の過半数が若くして同じ心臓血管系の病気になるのおかしくない?
と、父が血縁関係のある親族の死因を調べたそうです。



父方の親族に同じ心臓血管系の病気で命を落とした親戚が多くいました。皆、同じ病名でした。



血管が弱い遺伝子の問題だろうとの指摘もありました。








毎月病院で医師の診断の元に降圧剤などを処方して貰っていたし、年に1回以上循環器の精密検査をしてきました。


健康診断やがん検診も欠かさず毎年受けていました。



食事も外食以外は塩分に気を使い、ほとんどの調味料を塩分カットや塩分オフの物にしていました。


血管に負担がかかるから、重い物を持つのも気をつけ、スポーツも制限をかけて生活をしてきました。


血管に負担をかけない、と毎日意識して過ごしてきました。






でも、遺伝はどうすることもできない。



どんなに意識して生活をしていても、血管が薄く弱いという代々の遺伝の前にはどうする事もできない。


そして、遺伝子をいじる事もできないし、血管を強くする事もできない。



年に1度どころか、8月にも精密検査を受けていました。
だけど、結局は前兆もなく発症してからしか分からなかった。


発症してからしか分からないなら、結局遺伝だからどうする事もできないなら、今まで遠くの病院に何度も精密検査に行ったり、総額何十万とした医療費とか、なんだったんだろ。


なるべくして心臓病になったんだな。



どんなに気をつけても、遺伝でそういう体を持ってしまったら、病気はさけることができない運命なんだな。


親や先祖は責められない。
ただ、自分の子供に遺伝してほしくない。