PART6 玄海エネルギーパーク
美味しいイカの料理を堪能していると、携帯で何かを検索していた嫁が。
「せっかくここまで来たのだから玄海エネルギーパークに行かない?」
内心では
「ヽ('A`)ノェェェ~!今からまた160km以上走るし、途中で風呂にも入りたい
とか言ってるし、昨日3時間半しか寝てないから今からもう帰ろうや~!」
と思ったのだが、あるネタが頭に浮かんだので行く事にしました。それに嫁の
願いは極力かなえたい。嫁も車の運転は出来るので、「きつかったら運転は
代わるよ!」と言ってくれますが、休日に家族で出かける時は運転は私の役目
!と思ってますから余程の事が無い限り私一人で運転します。貴女は景色を
楽しんで貰いたい。
(過去1回だけ事故を起こしそうな位の睡魔に襲われた時だけ替わった)
食事も終り、玄海エネルギーパークに向かったのは3時半過ぎ、30分で到着予定
前に書きましたが、豊臣秀吉が朝鮮出兵時をした時の国内最前線基地と
なったのが名護屋城。全国から集まった武将があちこちで陣を構えたらしく
その跡地が残ってます。そんな看板見ながら車を走らせ、予定通り4時には
玄海エネルギーパークに到着
玄海エネルギーパークはどんな展示物があるか?と言うと
一時期ニュースなんかでよく見かけた原子炉の模型や
写真が暗いけど、なんだかよく判らない計器がならんだ核融合炉の操作盤
現物大の核融合炉(スクリーンで映画も見れます)
1次冷却水が流れ、たまに破れる配管の断面模型や
ペレット状の核燃料棒の集合体や
全部引き抜きたくなる核融合炉制御棒の実物大模型などが見れます。
なにこれ?核だらけやん!と思うかもしれませんが、ここは九州電力が
所有する原子力発電のしくみについて知ることができる入場無料の施設。
5時で閉園なのでまた1時間でドタバタ見る羽目になりました。
体内に蓄積している放射線量も測れます。60kgの大人なら7000ベクレル位
あるそうです。えっと・・ベクレルとかシーベルトとかの単位がよく判りません。
どの程度あったらどの位危険なのかさっぱり判りません。こんど福島第一原発
から21km離れた所でずっと屋外作業をしている長男が里帰りしたら、ここに
連れてきて測ってみるかな・・・?異常に高い数値が出たらそれはそれで怖い!!
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
原子力発電所を操作してみよう!なんてコーナーもありますが凄く難しい!
多分誰がやっても訳が判らず「原子炉が緊急停止しました。」となる仕組み?
「でもこんな事態になっても自動で安全に原子炉を止める事が出来るんです」と
ミライ君がドヤ顔で画面の中で言います。
「おまえ!それ言いたいだけやろ!メルトダウンしちまえ!」
と不謹慎な突っ込みを入れたくなります。この施設は螺旋階段の様に
グルグル回りながら登ります。途中に色んなパネル資料があるのですが、
原子力発電で過去に起きた事故の事を書いたパネルが並んでいました。
スリーマイル島原発事故 チェルノブイリ事故 もんじゅの事故 東海村
JCO核燃料加工施設臨界事故 などです。そのうちどれかのパネルが外
されて福島第一原発の事故のパネルが並ぶのかもしれません。
福島第一原発の事故は天災が引き起こした事故だけど、予想が甘かった
のは人災かもしれません。ただ本当に対策をしていてもあの津波なら、どこ
まで防げたかも不明ですが・・・
グルグル回りながら、建物の一番上に着ました。ここは展望ルームが有ります。
展望ルームからは1号から4号までの原子炉建屋が見えます。
ここで隣に居る嫁にこんなメール打ってみました。
携帯をゴソゴソ見た嫁が不機嫌そうに聞いてきました。
ここに来たい!と言われた段階で瞬時に思いついたネタでした。
ジジイの時事ネタとも言う!(* ̄m ̄)プッ
展示物を見ながらメール作りタイミングを計っていましたが見事に滑りました・・・!
いつもの様に鼻で笑われておしまいです!そして夕闇迫る中この地を後に帰りました。
※家に帰ってしたの?とかアホな事は聞かないように!睡眠時間3時間半で往復
300km以上走って、思春期の子供が真上で寝てるのに家じゃ無理ですがな・・
時間がなく1時間しか居なかったけど、見所満載で設備は綺麗だし、無料だし
一度は見た方が良いです。来て良かったわ~!提案してくれた嫁に感謝
隣接する建物はふるさと館みたいなものもありました。写真はそこにあるからくり時計