体操教室後記 日光浴をしましょう(PT片岡) | KOJIのブログ

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こんにちは理学療法士の片岡です。

今回は、第41回の体操教室後期として、体操教室参加者のアンケートにあった質問に答えていきたいと思います。

 

質問は、

「なぜ日光が必要か?皮膚癌のリスクもあると聞いているが・・・」

 

答え

「陽の光を浴びることで体内でビタミンDが生成できる」です。

 

それでは、説明していきます!

 

皮下脂肪には、ビタミンDのもととなるコレステロールの一種が含まれています。このコレステロールに紫外線が当たることでビタミンDが作られます。

 

ビタミンDには、カルシウムの吸収率を高める働きがあります。欠乏してしまうと、骨を構成するカルシウムが不足してしまいます。

(ビタミンDは1日10~20ugの摂取を推奨(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン))

ですので、極端に紫外線を避ける生活はビタミンD不足の原因となります。

 

一方で紫外線を浴びることによる皮膚がんやしわ、たるみなどの皮膚の老化のデメリットも確かにあります。

どの程度の日光浴時間が良いかについてお伝えします。

環境省が推奨している時間は、日向15分、日陰30分です。その他の研究報告では、10ugのビタミンD生成に必要な日光浴時間は、夏季(7月)で5〜10分程度、冬季(12月)で30〜40分程度となるようです。

 

食事などでの摂取が難しい場合は、夏なら木陰で30分ほど冬であれば1時間ほど屋外に出ることを心がけましょう。

 

参考資料

①https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/02.pdf

②http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/R3-2.pdf

③https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/79/79.pdf

(参考資料には皮膚がんのことも少し書いてありますので、詳しく知りたい方・気になる方はお読みください)