第40回体操教室転ばぬ先の体操教室「活動報告」(PT片岡) | KOJIのブログ

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こんにちは。理学療法士の片岡です。

転ばぬ先の体操教室の記念すべき40回目は出張という形で「熱中症を知る」をテーマに近隣の中学校に院長と熱中症の講義に伺いました。昨年に続いての依頼となり中学校の熱中症に対しての意識の高さを感じられ大変嬉しく思います。

主に運動部に入っている1年生を中心に30名弱の生徒さんが参加し、真剣に話を聞いてくれました。

 

 

内容は「知る」「防ぐ」「気づく」の3つの柱を中心に伝えさせていただきました。

一部を抜粋してお伝えします。

 

「知る」では、熱中症の定義、起きやすい条件、WBGT(暑さ指数)の話がありました。

熱中症が起きやすい条件としては、環境、身体、行動の3つの要因によるものが大きいといわれます。高い気温や高い湿度の環境面、熱のこもりやすい服装や睡眠不足・栄養不足・肥満などの身体面、慣れない運動・長時間の屋外作業・水分補給ができない状況などの行動面により、熱中症の起こるリスクが高まります。どれかに当てはまる時は十分に注意しながら過ごしていただきたいと思います。

 

 

「防ぐ」では、暑熱馴化トレーニング、水分補給、冷却方法についての話がありました。

水分補給では、「発汗量に見合った量の水分」+「失われた電解質の補給」が重要になります。水だけでは体内の電解質のバランスが崩れるので、補給する際は経口補水液やスポーツドリンクをこまめに摂取するように心がけて下さい。

 

 

「気づく」では、個々での健康チェック・尿のカラーチェックについてと熱中症をチームで防ぐことをお伝えしました。

尿の色で脱水状態が簡単にわかるので下の図を参考にセルフチェックを行ってみて下さい。

 

 

以上3つの柱(知る・防ぐ・気づく)の中の一部をご紹介させていただきました。

これからますます暑くなります。熱中症に気をつけながら、学校生活や部活動に励んでもらいたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

次の体操教室は、8/19(土)に「骨粗鬆症(仮)」を予定しています。7月下旬ごろに当院ホームページで告知し参加者を募ります。