昼ねぶた、光の入らないねぶたって、どんな感じなんやろ。
今回はパイプ椅子の席やから、
ふんぞり返ってビール片手にヘラヘラと鑑賞できるわよん。
遠くから太鼓の音が聞こえ始めて、祭が始まる。
スポンサーの看板、跳人、ねぶた、囃子と、隊列は夜と一緒やねんけど、
夜にはゾロゾロ居た跳人サンはほぼ居なくて、
跳ねているのは仮装をした化人(ばけと)さんだけやった。
こんな近くで撮らせてくれてんけど、載せてええんかな。
化けてるからええんか。
そんなに人数が居るわけやないのに、盛大にサービスしてくれる。
恐るべし、灼熱に跳ねる化人の精神力。
集団ぴょんぴょんのチームは、昨夜までの5日間でお疲れ様なのかな。
席の運が悪かったのか、ねぶたは割と淡々と進行していって、
目の前でグルグル演技をしてくれたのは1チームだけやった。
それでも、祭の熱気は楽しい。
お囃子チームは、大きな太鼓が台車に乗って進行していく。
打ち手は、巨大な太鼓の上に乗っていたり、
台車に乗って叩いていたり、
進行する太鼓に、ついて歩いて叩いている場合もある。
笛吹たちは演奏しながら、どんどん通り過ぎて行く。
何かいっこやらせてくれるなら、台車に乗ってデカい太鼓を叩いてみたい。
大きな楽器を相手に、演奏者は思いのほか、女性が多い。
しかも、そこそこ妙齢なり。
ビルの日陰になる席でゴキゲン路上飲酒、昼ねぶたの見物を終え、
キレイやねんけどタバコ臭~いホテルに、チェックインする。
こういうのが、人任せのツアーの辛いところやねんなぁ。
一息ついたあとは、
宿からチンタラ歩いて、冷房の効いた食事会場で飯&地酒。
その後は、チンタラと夜の部に向かう。
夜の祭は、とにかく待っている間が暑い。
こんな状態で日暮れを待つ。
それでも、都会の花火大会に比べたら、の~んびりしている。
昔々ねぶたは、祭りが終わると海に流されたと聞いたような気がする。
今はそんなことは出来ないから、
台車に載せられた選ばれた4基が曳航されて、青森湾内をぐるぐる周回する。
正直「ふ~ん」って感じ、合間に上がる花火も地味~やねんもん。
よく見えないまま、ねぶたが出発地に戻って行った。
入場券、高~~!
あ、違うのね、花火はここからなのね。
「ねぶた」の引き立て役を終え、主役の時間を迎えた花火は素晴らしかった。
会場では、花火のインターバルごとに何度も何度も、
「撮影は回りに迷惑をかけないよう・・・」というアナウンスが入る。
どこの花火大会に行っても、見かける光景なんやけど、
一部始終を動画に録っている人も居て、
あなたの見る花火はスマホ越しなのねと思ってしまう。
夢中になったから、花火の写真は一枚もない。
パソコンをポチっと押したら、煙が溜まろうが何であろうが上がり続ける、
商業化された都会の花火とはテンポが違う。
スポンサー名が読み上げられ、煙の様子を見ながら進行していく。
地方の花火大会は趣深いと、どこに行っても思う。
最終的には、久々の地元感溢れる花火に大満足して、
チンタラ歩いて帰って、更にビールを食らって、この日も終了!
人間は慣れるイキモノだ。
タバコ臭いのも、もうわからんチン