ツアーを選ぶ動機となるのは、ドッチャリ送られてくる総カラーの旅行パンフの写真であることが多い。

「タウシュベツ橋梁」は、前から気になっててん。

こういう所は、ツアーでないと入りにくい。

実は背景は何も知らんまま来てしまったあせる

いい加減な記憶では「年に2カ月しか見られない」とかいう触れ込みやったと思う。

 

宿の前で貸してくれた長靴に履き替え、小型バス4台に分乗して出発。

舗装道路を離れたバスは、鍵のかかったフェンスを開き土の道に入っていく。

案内人なしでは入れないエリアなのだろう。

 バスを降り奥に向かって進む

 

 この先に湖がある

 

倒木は倒れたまま、湖の増水で流れ着いたらそこにそのまま。

「写真以外は、とってはいけません」

保護区では何もかも自然のまま。

 

 

聞き違いでなければ・・・

旧国鉄士幌線に架けられた橋で、主として貨物列車が通っていた。

鉄路として現役であった期間は短く、ダムが建設されたあとは糠平湖が増水する時期には湖底に沈む「幻の橋」となった。

士幌線は別の場所に敷きなおされたが、それも既に廃線となっている。

 

 水面近くは足元シャバシャバ

 

 橋の真ん中へんはこんなことに汗

 

湖底に沈んだり、現れたり、冬には湖面が凍ったり。

鉄骨が露出している部分もあるし、橋の一部は崩れ落ちてきているが、それも自然に任せ、補修したり補強したりはしないという。

 

原型をとどめている間に見ておいてよかった。

妄想大で行った「トドワラ」に、ほとんど樹は立っていなかったことを思い出す。

 

 樹の株もそのまま

 

 倒木もぜ~んぶそのまんまやった。

 

小型バスで宿まで戻り、元のバスに乗り換えて出発。

 然別湖畔でトイレ休憩

うわ! ここ泊まったことあるっ!

寒風吹く中、浴衣の上にダウンを着て、凍った然別湖の上にしつらえられた露天風呂に行ったやんか。

あの時2軒あった宿の一つは、閉館したという。

今もやっているのだろうか「氷上コタン」。

 

パンフに載っていたもう一つの観光資源は、「湖底に沈む線路」

線路に見えるけど、ホンマは舟を引き上げて修理するための場所やねんて。

 あ~あ

不幸なことに、舟が乗ってやんのニヤリ

 しゃあないなぁ

 

お次は「ファーム富田」

 インバウンドさん多し

ここも何回来ているやら。

入園料とか要らんからか、ツアーやと必ず入る。

トロッコ列車で来たこともあるような無いような。

 

次は「幾寅駅」

 

映画「鉄道員」で「幌舞駅」として登場。

 

 映画のセットが保存されている

 

ここも来たことあるねん。

観光SLに乗ってきたような気がするねんけど、勘違いやろか。

列車内では何故か、朝ドラ「すずらん」のテーマ曲がエンドレスで流れていた。

勘違いと違う、そうやって。

 

この建物右上んとこよ~く見たら、 そうやったんや汗

長い間、運休の扱いになっていた根室本線(富良野~新得)は、正式に廃線になったばかりやってんね。

 

今回いちばん心に残ったのは、この路線・この駅の光景やった。

ほんの(?)25年前、乗ってきた路線が廃線になっている。

日本中にある絶滅危惧路線、乗っておかないと後悔するぞと、あらためて思う。

 

そんなわけで、意図せずして鉄分にまみれた本日の観光であった。

いや、自分でそっちに引っ張って行っているだけで、他の人はそんなん思ってないって。

 

2泊目はよく言えばリゾートホテル。

こりゃイカンぞ、昨日より人が多い。

日本語を解するスタッフに、風呂とバイキングの混みそうな時間を尋ねる。

こちらの質問の意図を、よく汲んでくれて、

どんな団体が来ているからとか、理由付きで答えてくれた。

情報を吟味、貸し切り状態の風呂に入り、インバウンドさんの喧噪状態が終わったバイキングで落ち着いて飲酒することができましたとさ。

もちろん地産地消した日本酒


(後日記)

何週間か経って、以下の記事がスマホに降ってきた。

ホンマ、な~んも知らんとお気楽に訪ねていたワタクシなのであったあせる


https://news.yahoo.co.jp/articles/7333c7370ee33313278ac8125abcad740e867618