懐かしい感じの朝食が付いたビジネスホテルをチェックアウト。

例によってまずは観光観光案内所、前まで行って営業開始を待つ。

本業はバスの案内所みたいやけど、相談してええんかいな。

 

今日は錦川鉄道に乗って終点・錦町まで往復、戻ったらバスで錦帯橋まで往復する。

そして夕刻の山陽本線で徳山へという行程。

時間配分に無理がないか、アドバイスを求める。

わざわざ更に西に向かってから、新幹線で東に帰ると云う我らに、

「山口県には無駄に5つも新幹線の駅がありまして」(意味深)

「あはは、な~るほど」(意味深)

ケンミンショー的に言うなら「ふ~ん、そうだったのか、山口県」。

 

駅のコンビニで冷たいのんを仕入れ、

荷物はコインロッカーに突っ込んで、いざ錦川鉄道。

昨夜「tabiwa」という、スマホの割引チケットを発見してんけど、

どうやって買って、どうやって使うのんやろ。

I can not なので、鉄友どのが2人分購入。

I am 筋金入りのデジタル弱者。

 

錦川鉄道は1日10往復くらい。

そのうち3往復、観光向けの走行をしている。

日常生活で乗っている人たちに混じって、ピンク色の車両に乗り、レッツ生ビール

折り畳みテーブルが付いているのが、ええ感じやねん。

景観地点ではアナウンスがあって、徐行があって、呑んだり撮ったり忙しい。

 

 もちろん、単線。

 

 反対行きと待ち合わせたり、

 

 滝があったり、

 

 発電所があったり、

 

 遠くに沈下橋があったり、

 

1時間ほどで終点・錦町に到着。

降車客のうち観光客は10人そこそこだったのだろうか。

初めてのデジタル切符は案の定、ワンマンカー下車時に失敗があって、改札に助けを求める。

「分かりました~、帰りの車掌に言っておきますので」

「酔っ払い1組、切符無いけど乗せてやってくれ」って、言ってくれるのかな。

 

 

帰りの便は、1.5時間または3.5時間後。

まずは、持ち物がぬるくならないうちに休憩して、作戦をたてよう。

強引に川辺に降りて、打ち合わせの生ビール

 

「とことこトレイン」が運休していて、代わりにトンネル内を歩いて案内するツアーをやりますって、さっき売り込まれてん。

「とことこ」に乗って奥まで往復する時間はなかってんけど、歩きやったらいけるんちゃう?

ってことは、どこで昼飯にするかやね。

 

餌を求めて歩き始めるが、見える範囲にはコンビニもスーパーもない。

地図に載っている個人商店も休業日。

喫茶店形状のうどん屋(?)だけが、営業中になってたな。

 

立ち寄った地域産品の販売所で訊いても、やはりさっきのとこだけみたい。

「あ、今日は週末だけのピザ屋さんが開いてます。駅の向こうです。」

なに~? ピザやと?

ええこと聞いた、早速下見しよ。
メニューを確認、よしよし、ビールもあるね。

「すみませ~ん、1時間後に絶対来ますので、荷物置かせてください。」

(どんだけ厚かましいねんっ!)

 

では、とことこトレインならぬ、とことこ徒歩ツアーにGOしよう。

 

トレインさんはストライキ中。

 

 

案内の人がトンネル内の照明をON、続いてトンネルに入っていく。

 

ひえ~、涼しい~~。

鉄道を延伸すべく掘られたのだが、結局叶わなかったというトンネル。

現在は電気バスのような「とことこトレイン」が遊覧車として走っている。

トンネル内の内壁に、様々な色の「光る石」を施して、アートにしているのだという。

 

光る石のトンネルは、子供のお絵描きのようなものから、アートって感じのものまで様々。

 

アーチになっているトンネルの天井にも石は貼られていて、

 こっちから観るのと、

 

 あっちから観るのと、

表情が違って見えるんだそうな。

悪っちぃ顔と、お困り顔?

 

そんなこんなで、予定外だったトンネルツアーは結構楽しめた。

コウモリがぴゅんぴゅん飛び交っていて、そうかアレがコウモリちゅうもんか。

ってことは、アジトのベランダの前を飛んでいるのもコウモリなの?と思う。

 

そしてこれも予定外、

Let’sピザ屋、Let's ビール。

うわ、混んでるやん、危ないとこやった。

何も考えんと2つ注文してんけど、隣の人のところに運ばれてきたピザをチラ見したら、え~らいデカいねん、やってもうたなあせる

 

これが美味しかったのである。

美味しかったけどデカかったので、電車の時間があるのでと言って片方は2つに分けてテイクアウトにしていただく。

調理するのは外国人のダンナさん、ホールの奥方はとても感じの良い日本人だった。

何かきっかけがあれば、「山奥で週末の昼だけ開く大人気店」になったりするんやろな。

 

そろそろ次の行動に移らねばなりませぬ。