シゴトバ3代目の洗濯機、もうそんなに長く使わへんやろ。
最低限の機能だけの、安いのを買った。
半年くらい使ってるねんけど、なんか変やねん。
ギュウギュウ詰め込んでも、スカスカでも、
水量検知はいっつも一緒で、しかもスゲェ低い。
コイツ、ケチなんかな。
水道代も、洗剤も節約派?
修理を呼ぶ=ゴミ屋敷に他人を入れる
これって、ヒジョーにハードルが高いから、
手動で調整して誤魔化して使っていた。
一念発起や、メーカー保証があるうちに訊いてみるか。
そこら中を開かずの間にしているうち、お兄さんがやってきた。
「すんませ~ん、半年も経ってから」
「あ、ボクもこの洗濯機使ってるんです」
「どんだけ入れても27リットルにしかならんのですよ」
「そうそう、低めに計りますよね、ボクは無条件に1段階上げることにしています」
量を計る仕組みを説明してくれて、
洗濯の水量は、多いにこしたことはないのだと。
すなわち故障ではなく、そういうモノだというハナシ。
わざわざ呼んで、申し訳ないわねぇ。
「ついでと言ってはなんですが、柔軟剤の効きが甘いような気がしてます」
「そーなんですよ、そーなんで、ボクは多めに入れることにしています」
低価格帯の洗濯機の、柔軟剤投入の仕組みを説明してくれて、
本来あるべきタイミングより、早めに入ってしまうのだろうと。
「2回目のすすぎに入ったら、手動で入れたらいいってこと?」
「それが一番かも知れませんが、ボクは多めで・・・」
この洗濯機の特性と、上手く付き合えってことかぁ。
最低限の機能は入っているし、それ以外の機能って実際は必要ない。
この洗濯機はよくできていていると思っていると。
洗濯機だけでなく、家電なんでも扱っていて、
ブラウン管のテレビだって修理していたとおっしゃる
雑談をするうち、オーバー50歳だと判明。
あん? お兄さん、お兄さんじゃないの?
30台半ばと思って喋ってたわぁ。
マスクって、すごっ!