出逢いがあれば別れがある
あんなにワクワクしてた、あんなにドキドキしてた、あんなにハラハラさせられた
もはや一生涯の友と呼んでも過言じゃなかった
でも、ここ最近は正直心の距離が徐々に開いて来ていた
これまでならそこで繰り広げられる、メンバー間の会話や仕草に全神経を傾けて、目を離すことなんてなかった
気づきたくなかった
時が経つにつれ、メンバーの顔ぶれも変わったりしたが、それでも当時はその度にゼロから新メンバーの生きざまを知ろうと、一生懸命に向きあっていたものだ
でも、最近はザッと見しかしてない自分がいた
苦楽を共にした我が友は出逢ったときから変わらず今でも無邪気な少年のまま
あんなに笑かしてくれて、ときには泣かしてくれた
当時は真正面から向きあっていたのに、今は初っぱなから、結論は?、要するにどうなった?を求めたり、あるときは、こんな感じの展開でしょ、アイツがこう言ってたことを踏まえると、どうせこんな展開に決まってる、ほら見たことか、やっぱり予想通りだなんて、斜めから見たりするのがほとんどになっていた
恐らくは彼が変わったんじゃない
私が変わったんだろう
いつの間にか大人になってしまったのだろう
長いことお世話になったが、そろそろお別れ、いや彼らから卒業するときが来たのだろう
これまでに彼、彼らから学ばせてもらったことは私の生きる能力の土台の一部を担っていることは確かだ
寂しいが大きな感謝を込めて、お別れを告げる、そう卒業するときが来たようだ
一言だけ伝えさせて欲しい
ありがとう、週刊少年ジャンプ
たまにワンピースだけは読むよ
ヤングは引き続きよろしく