ジシン(立元) | おすばんぶろぐ【アカペラ】

おすばんぶろぐ【アカペラ】

このブログは2006年に慶應義塾大学アカペラサークルWALKMENで結成され、卒業した今も懲りずに活動している男5人組アカペラバンド『おすばん』のオフィシャルブログです。全員が社会人になり、勤務地が北は東京、南は九州になった現在も月1~隔月の活動をしています。

 私は、一昨日から研究室にこもり、夜を徹して論文の要旨を執筆していました。そろそろ書き終えようという午前6時前、私も含め、そこに存在する全てのものがガタガタと言い出しました。

 「地震か。」

推敲の最中だったので、はじめは揺れを無視して作業を続けました。しかし、

 「初期微動にしては少し揺れが強い。」

と思った私は、万が一私のいるボロ校舎がつぶれたときのために、机の下にもぐりました。

 「つぶれたときはもう書かなくていいな。」

そんな馬鹿なことを考えながら、予想通りの強さの揺れを感じていました。

 「じっと我慢の1分間。」

小学校のときに教わったそんな言葉を思い出しました。論文を執筆する1分間と揺れが収まるのを待つ1分間。なぜこんなにも違うのでしょうか。


 地震がおさまり、また論文の推敲に戻りました。その間にもう1つだけ馬鹿なことを考えました。

 「地震、ジシン、自信、自身…。」

自分自身、おすばん自身のために自信を持ってライブに臨むことがお客さんの満足につながるのではないか。ずっとお客さんのことばかりを考えていましたが、最近、この考えが抜けていた気がしました。自分が満足できないものに他人が満足することはできないと思います。


 要旨を書き終えた後(まだまだ直す必要がありますが)、死んだように眠りについた私が、静岡伊東で午前9時前に地震があったことを知ったのは午後3時でした。(皆さん、大丈夫でしょうか…。)