バンド(綿谷) | おすばんぶろぐ【アカペラ】

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このブログは2006年に慶應義塾大学アカペラサークルWALKMENで結成され、卒業した今も懲りずに活動している男5人組アカペラバンド『おすばん』のオフィシャルブログです。全員が社会人になり、勤務地が北は東京、南は九州になった現在も月1~隔月の活動をしています。

バンドって何なんでしょう。

ただ一緒に音楽をやる人達って訳ではもちろんないと思う。

個々の様々な志向を含みながらも大きな方向性は統一されているもの。

複数人であることによって、個人では不可能なより大きなパフォーマンスを実現可能とするもの。

方向の異なる意見・考えをそれぞれが持ちながらも、持続・発展していくもの。

むしろ色んな方向性を持つからこそ、より進歩できるもの。

そういった「多様性→進歩」の形を、音楽を通して体現している集団。それが「バンド」なのではないでしょうか。

それは決してただの仲良しグループではなく、1つの枠組みにとらわれてはならないもののはず。

方向性の違い?そんなもの、あって当たり前だと思います。

ドラゴンボールだってそう。

いつも皆で力を合わせて大きな困難を打解していくのは、必ずしも個々人が悟空のような考えではなかったからではないでしょうか。

ピッコロやべジータなど、意見を異にする、かつ切磋琢磨できる敵がいたから悟空は強くなれた。

もちろんその仲間たちも。

そして
かつての敵が味方になり、様々な思惑はありながらも皆でより強い敵を倒していく…。

方向性の違い、それを互いに容認しつつ皆がそれぞれの役割を果たす。

そんな様相は、なんとなく「バンド」と同じではないか、と。

また、そのような役割を自分はおすばんで果たせてきたのか。

もしかして、僕でなくてもその役割は果たせる、と思われていたのではないか。

自分はほんとに他者を認めてきたのか。

紆余曲折はありながらも、遅々拙々とではありながらも常に前に進んでこれた、そう思っていました。

しかし、周りからみれば必ずしもそうではなかったのか。

存在意義っていうのは変な言葉ですね。

そんなに難しい問題ではないのかもしれませんが。

最近、「ドラゴンボール改」を見ながらふとそんなことを思った僕でした。