「楽しむ」(中間) | おすばんぶろぐ【アカペラ】

おすばんぶろぐ【アカペラ】

このブログは2006年に慶應義塾大学アカペラサークルWALKMENで結成され、卒業した今も懲りずに活動している男5人組アカペラバンド『おすばん』のオフィシャルブログです。全員が社会人になり、勤務地が北は東京、南は九州になった現在も月1~隔月の活動をしています。

先日、僕が中学生の頃から現在に至るまで(約9年間ほど)ずっと憧れ続けている日本でトップをひた走るプロの方々とムチャクチャ至近距離でお話をさせてもらう機会に恵まれた。

間違いなく僕にとって今までの人生のどんなシーンよりもずば抜けて興奮する一日だった!!

色々とお話を聴かせていただいたが、その中でも印象的だった言葉がある。

それは「アカペラを楽しむ!!」という言葉だ!

アカペラをやってると遅かれ早かれこの問いにぶつかる・・・

「あなたにとってアカペラを楽しむってどういうことですか?」

この問いに対する答えは人それぞれだろうけど大きく分けて次の二つに分けられるのではないか?

①「技術を追求し、腕を磨いていくことからくる楽しさ」と ②「ただ思うが侭に歌うことからくる楽しさ」の二つ。

たぶん、この問いに正しい答えなんてない。

では僕の答えはどうなのか?

こう答えると反則のようだが、「①②の両方を追求してこそアカペラを楽しめるのだ」と思う!!

まぁ、答えになってないかもしれないが(笑)

ちょっと言い訳すると、この問い自体がうまく表現できないほど難しい問いなのである。

ただ自信を持って言えることは、アマチュアであれプロであれ一番大事なものは「観客の存在」であり、一番大事なことは

「観客をいかに楽しませるか!もとい、いかに観客に楽しんでもらえるだけの努力を惜しまないか!」

ということだと思う!!

この様にプロもアマも目指すべき点は同じだが、プロとアマとの決定的な違いは、歌唱力もそうだが、この努力のレベルの高さにあるのではないかと思う。

プロの方々が歌う歌には、例え初めて聴く歌でも好きになってしまうくらいの工夫というか、それを感じさせるだけの筆舌に尽くしがたい迫力がある。

もっと分かりやすく言うならば、プロの方々の歌は「うまい!」の境地を通り越して「スゴイ!!」のだ!

実際に自分は冒頭に書いたシーンでそれを改めて最も強く感じた。

超ド級のアマチュアである自分もライブを開くたびに思うがライブを開いて一番楽しいと感じる瞬間はいつだって

「お客さんが楽しんでくれたとき、即ちお客さんと感動を分かち合えたとき」なのだ!

先述したプロの方々も、きっと膨大な練習量と幾度にもわたる成功や失敗の繰り返しから一つでも多くのものを学び取ることによって、自分たちのパフォーマンスを磨いたのだと思う。

今、自分に最も必要なことは、この意識をしっかり持って愛すべき仲間たちと日々切磋琢磨し合い練習に励むことだ!

あ、もちろん自分の人生の未来予想図を早急に設計することも重要ですがね(笑)

とにかく「一人でも多くの人の心に届くような歌を歌えるようアカペラを存分に楽しみながら努力していかなければ!!」

改めて強くそう思った。