一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と -10ページ目

一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と

大腸がん治療のため骨盤内臓全摘術を受け、人工肛門と人口膀胱(ダブルストーマ)を持つことになった41男が、ストーマや日々のことをつづります。17年11月に局所再発が見つかり、現在そいつと向き合っています。

続けて、おいじろう妻が投稿します。

9月から私が仕事復帰をしたので、平日の昼間は夫は1人で留守番しています。私が準備していった昼ご飯を食べて、午後は週3回の訪問看護、週1回の訪問診療を受けています。夫は、私の帰宅が近い時刻になると「まだかなぁ」と思うそうで、そんな話を聞くと辛く切なくなりますが、私がしっかり働かないと!と、思い直しています。毎朝「お互い頑張ろうね!」と言い合って出勤します。夫が痛そうにしていると涙が滲む日もありますが、この2ヶ月間踏ん張ってきました。

夫のお尻の皮弁からは、膿が出続けているので、お尻のガーゼ交換を夜中もしなければなりません。夫も、私も、熟睡は出来ず(疲れ切っていると起きられない私ですが…)睡眠不足も重なります。週末に寝だめ(というものは出来ないそうですが)して何とか乗り切っています。

日々を過ごしていく中で苦しいことは多々ありますが、でも一番の苦しみは…

夫は「元気になる」「癌を身体から追い出す」ということを全く諦めていません。抗がん剤治療をしないと決めたのは、長生きしたいからであって、生きることを諦めたからではありません。でも、元主治医はもちろん、訪問診療の先生も、訪問看護の看護士さんたちも、夫が死への道へ、確実に向かっていると思っています。話の端々からも、そして夫への対応からも、ずっと感じてきました。私はそれがとても辛く感じてしまっていました。一番の苦しみとなっていました。

思い切って夫にも「今の頑張りを医療者は励ましてくれない。孤独を感じる。」と打ち明けたら、「医者や看護士がそう思うのは当たり前だと思ってる。でも独りぼっちじゃないから頑張れる。」と言って、私や子どもたちがいるから…と話してくれました。「一生の間に1人でも自分のことを理解してくれて、支えてくれる人がいれば十分だから。」と言う夫は、本当に強い人だなと改めて感じたし、この人が希望を捨てない限り私も希望を捨てずに支える!と気持ち新たにしました。

夫の身体の状態としては厳しい状況ではありますが、希望を捨てていません。また夫の復活のブログを待っていてください!