ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて


 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを

近親のせいにするな

なにもかも下手だったのはわたくし


初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった


 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄


 

自分の感受性ぐらい

自分で守れ

ばかものよ


茨木のりこさんが51歳の時にかかれた詩。

51歳。

 

ぱさぱさに乾いていく心ってとこに共感。

昔、感動したことや思いを巡らせたことを懐かしく思うことはあっても、今、あの頃のような感受性をもって物事を見ることは無くなっているようなきがしていたので、なおのこと。