Program Headers:
Type Offset VirtAddr PhysAddr FileSiz MemSiz Flg Align
LOAD 0x000094 0x00000000 0x00000000 0x00100 0x00100 RW 0x1
LOAD 0x000194 0x00000100 0x00000100 0x006f0 0x006f0 R E 0x1
LOAD 0x000884 0x00fffc20 0x000007f0 0x00014 0x0002e RW 0x1

Section to Segment mapping:
Segment Sections...
00 .vectors
01 .text .rodata
02 .data .bss


項目内容は以下になります。
|表記|サイズ(byte)|意味|
------------------------------------
|Type|4|セグメントの種別|
|Offset|4|セグメントのファイル中の位置|
|VirtAddr|4|セグメントの論理アドレス(VA)|
|PhysAddr|4|セグメントの物理アドレス(PA)|
|FileSiz|4|セグメントのファイル中のサイズ|
|MemSiz|4|セグメントのメモリ上でのサイズ|
|Flg|4|各種フラグ|
|Align |4|セグメントのアラインメント|

TypeはすべてLOADです。これはメモリ上にロードされるセグメントということです。
種別はこのほかに「動的リンク情報」「プログラム・ヘッダ自身」というものがあるようです。

OffsetはELFファイルのセグメントの位置情報でファイルの先頭から何バイト目に位置するものかを示しています。

VirtAddr(仮想アドレス)とPhysAddr(物理アドレス)はVA≠PAになっています。

FileSizはファイル中のサイズでMemSizはメモリ上のサイズです。bssがあるかないかの違いです。

FlgはR,E,Wなどが表示されています。Eは実行可能、Rはリード可能、Wは書き込み可能という意味です。H8はメモリ保護機能を持たないためあまり意味はないのですが、メモリ保護機能を持つCPUの場合は、たとえば書き込み不可のセグメントはロード時にローダが書き込み不可の設定を行ってから機動することで、メモリ保護を行うことができます。