Traditional and regional food ”Izushi” in Hokkaido especially in New Year's day and winter

 

年の瀬もいよいよ押し迫って参りました。

 

これまで、北海道のお正月については、「口取り」を2度ほど紹介したことがありますが、そういえば、北海道のおせちについて投稿したことがない、ということに気づきました。

 

年末年始用の買い出しで、ちょうど購入したのでご紹介します。

 

北海道の郷土料理「飯寿司」(いずし)です。

おそらく、東北から伝わった食べ物と思われます。

 

晩秋に漬け込んで、初冬になると食べごろになる、ニシンやホッケ、サケなどを使った発酵食品です。


ちょうどお正月が食べ頃なので、お正月料理の一品として並ぶことが多く、この時期になると、スーパーでもいずしが何種類も並びます。

 

今でも家で作っているという方がいますが、おいしい飯寿司がたくさん売られているので、手軽に購入する人が圧倒的に多いと思います。

 

その中の一世帯です。

スーパーで購入組。

 

今年はホッケの飯寿司にしました。

 

以前は、「株式会社嘉成水産」という紋別市にある会社が作っていた飯寿司が超絶おいしかったのですが、2021年をもって飯寿司の製造をやめたそう。

 

毎年、楽しみにしていた飯寿司だったので、あの味が食べられないかと思うと、残念でたまりません。

年末にふと思い出して寂しい気持ちになるのも飯寿司(嘉成水産)の思い出です。

 

以来、おいしい飯寿司を探すことが年末の楽しみのひとつです。

 

スーパーのほか冷凍品としてお土産屋さんでも扱っているところがあると思います。

特に港町では飯寿司を作っているところが多いと思います。

 

ちなみに有名なところでは、石狩市の佐藤水産、小樽市の小樽かね丁鍛冶、函館市の山喜石田水産などで飯寿司を製造しているようなので、空港のお土産店などでみつけたら、北海道土産にもどうぞ。

 

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