Autumnn leaves of Japanese larch in November 2024 at Mikasa City, Hokkaido
北海道の色とりどり、鮮やかな紅葉が終わってもなお、初冬ぎりぎりまで見られる絶景は、「カラマツ」の黄葉です。
カラマツは、名前の通りの松、つまり針葉樹なのですが、これが、紅葉(黄葉)はするし、落葉もする!という珍しい針葉樹です。
北海道の11月中旬から12月の初旬にかけては、「紅葉も終わったし、雪が降り積もる白銀の世界はまだ少し先だし、今の時期、本当になにもない...」と思っていたのですが、あるときふと、車の窓から見かけた山の斜面に連なる「カラマツ」が日に当たって輝く黄色い帯になっていることに気づき、以来、黄葉カラマツの大ファンになりました(写真↑は北海道三笠市)。
Autumn leaves of Japanese Larch in November 2024 at Kenbuchi Town, Hokkaido
この時期に遠出をするときは(北海道内の山林にはカラマツの植樹地帯が点在しています)、カラマツ林を見落とさないように目を皿のようにして(しなくても見つけられますが)、移動します。
できれば晴れた日がいいとは思うのですが、カラマツの黄葉のすばらしいところは、天候に左右されず、美しいところ!
それがこちら(↑)の写真です。
剣淵町(けんぶちちょう)で通りがかったカラマツ林。
空は曇ってほぼ真っ白ですが、黄金色のカラマツの葉は、白い背景には全く動じずにその景観のなかで存在感を放っているのです。
むしろ、白い空を背景に、暗い幹部分から上に向かって一気に黄金色に変わる色相は、幻想的(と思っている)。
Golden autumn leaves of Japanese larch and snow-capped trees in the background in November 2024 at Fukagawa City, Hokkaido
そしてそして、運良く気象条件が整えば、雪景色を背景にまだ雪が積もっていないカラマツの絶景が見られる!
Japanese larch in November at Biei Town, Hokkaido
そのカラマツの風景は、実は美景観光地として有名な美瑛町の丘陵地でも見られます。
見て下さい。この曇り空の下、日が当たっているカラマツ林と手前のカラマツ林のコントラストを。
Japanese larch and Blue Pond in November in Biei Town, Hokkaido
さらにいうと、かの「白金青い池」(北海道美瑛町)もまたカラマツで囲まれているのです。
ここまで熱く語って来たかラマツですが、告白すると、紅葉前の姿を見ても、カラマツなのか、エゾマツなのか、はたまたトドマツなのか(ハイマツだけ別格にわかります)見分けられません。
絶賛、見分け方修行中です。
そして熱く語ったおまけにもう1枚。
White birch and larch in November at Fukagawa City, Hokkaido
黄葉カラマツは何より好きですが、葉が落ち切ったシラカバ(もしくはダケカンバ)と針葉樹の白とグリーンのコントラストも大好物です。
以上、今回は、北海道上川エリア(かみかわえりあ)のカラマツ風景を集めてみました。
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