View of ”Shakotan Blue” from Cape Kamui in Shakotan Town, Hokkaido
北海道西部の積丹半島にある積丹町へ行きました。
写真↑は、絶景観光スポット、神威岬から見たシャコタンブルーの日本海です。
この辺りは強風なことが多く、この日も強風。
また、神威岬駐車場から岬の先端までは、散策路を歩いて片道約20分。
上ったり下りたりしながら、周りの風景を楽しみつつ岬の先端とそこにある灯台をめざします。
そこで遭遇したのが、草野間に見え隠れしていた「カナチョロ」です。
北海道の方言で「カナヘビ」のことをカナチョロと呼びます。
人生初めて本物を見たニホンカナヘビです。
子どもの頃から、大人の会話のなかで、ときどきではありますが「カナチョロ」という単語は聞いていたものの、生きたカナチョロにお目にかかったことはありませんでした。
比較的田舎育ちだったこともあり、アオダイショウやヤモリは見たことがあります。
特に爬虫類・両生類が好きなわけではありませんが、若いころ、自転車で走っていると、青光りしながら前方を進むアオダイショウを発見したことが忘れ難い貴重な記憶として残っています。
アオダイショウもなかなかのスピードでしたが、自分の自転車がアオダイショウを追い抜き、引いてしまわないかと不安になり、思わず自転車を止めたこと、アオダイショウが思いのほか長く大きかったこと、そして音でもしそうな勢いで体をくねらせ、光らせながら進んでいくアオダイショウの迫力をいまだに忘れられません。
Japanese grass lizard at Cape Kamui in Shakotan Town, Hokkaido
写真は、そのときの「カナチョロ」。
繰り返しますが、特に爬虫類が好きなわけではないのです。
それでも、初めて遭遇したカナチョロに「これが!とうとう!」という思いがこみ上げ、気がつくと写真を撮っていました。
もう少し寄って大きく撮りたいと思いましたが、草の合間をちょろちょろと素早く移動してしまったので、このポーズの写真だけ撮影に成功しました。
素晴らしい神威岬からの風景以上に、今、印象に残っているのは、カナチョロとの遭遇です。
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