Ezo squirrel on the tree in the center of Sapporo, Hokkaido

 

北海道知事公館に寄ってみました。

最近は、"久しぶり"ばかりですが、今回も久しぶり体験。

 

北海道知事公館には広い庭園があり、通常は誰でも敷地内を見学することができます。

ちょっとした森があり、季節の移り変わりを感じられる都会のオアシスです。

 

近くを歩きながら、時間があったのでふと門をくぐってみました。

ここの木の茂り具合や、春にぽつりぽつり咲いているエゾエンゴサクを探すのが好きです。

今回は、この季節にお目当ての花を思いつかず、森の香りでリフレッシュ!とばかりにほんの10分ほど、と思って入りました。

 

北海道知事公館は、札幌の幹線道路のひとつ、北一条通りに面しているので、一歩外はかなりの交通量ですが、敷地内は場所によっては原生林のような趣きで木々が生えているので、そこにはエゾリスが住んでいます。

 

以前、バスで知事公館前を通っていると、知事公館の塀沿いの植え込み伝いにエゾリスが走っているのをみかけました。

横断歩道の上を走りながら道路まで渡っていたので、車に引かれはしないかとかなりドキドキし、思わず隣りにいた方と「あああっ!」と声をあげました。

 

都会のオアシスは人間にとって嬉しいスポットですが、交通量が激しい環境が隣接していると動物にとってはぼんやりしていられない(人間もですが)場所ですね。

 

そんなことを思い出しながら、「ぐるりと敷地内を散策する時間がない分、せめてひと目、エゾリスに会えないかな~」などと勝手なことを考えていると、登場してくれました。

 

エゾリス!

 

1匹のエゾリスが辺りを注意深く確認(?)しながら、地面を進み、木に登ります。

立ち止まってくれる反面(シャッターチャンス!)、動き出すと素早いので、まだ緑の葉が生い茂る梢に入ったエゾリスは、目で追跡するのが至難です。

 

ところが...

 

エゾリスが行く先々に、意図的なのか偶然なのか、カラスが3羽、入れ替わり立ち代わり飛んでくるのです。

どう見ても追いかけていると思うのですが、カラスの目の良さと、エゾリスの立ち回りの素早さに感心し、見入ってしまいました。

 

どうやら、カラスの縄張りにエゾリスが突入してしまったようす。

秋が深まるにつれ、冬を前にしたエサ場での攻防が続くのかもしれません。

 

それにしても、市内の森に行くより、北海道知事公館のほうが断然、エゾリス遭遇度が高い気がしています。

落ち葉が舞う頃になったら、もっとエゾリスをみつけやすくなるかもしれません。

 

北海道知事公館
所在地:札幌市中央区北1条西16丁目
URL(北海道公式HP北海道知事公館のページ):https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsh/koukan/72978.html

 

 

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