お正月といえば、おせち料理。
そして、北海道では、もうひとつのおせち料理があります。
これがそのもうひとつの御節料理、「口取り」です。
鯛や海老、鮭の切り身や干し柿、かまぼこやきんとんが並んでいますね。
でもこれは、すべて和菓子なのです！
北海道では、お正月前になるとスーパーなどでも色とりどりの口取りのお菓子が並びます。
でも、北海道だけの習慣のようです。
由来を調べてみましたが・・・よくわかりませんでした。
でも、明治の初めに全国各地から開拓移民としてやってきた開拓者たちが、品物が少ない北海道で、おせち料理の材料が手に入らないまでも、お菓子で模してお正月を迎えたのかな・・・と勝手に想像しています。
これは、鮭の切り身を模したお菓子。
白餡を使った練りきりです。
焼き目と骨の痕がリアル～♪
ひっくり返すと、これまたスゴイ。
鮭の皮を模した海苔です。
鮭の切り身がとても身近な北海道人にとっては、このお菓子をみると、とてもウケちゃいます。
お菓子には、羊羹や白餡・黒餡などを使っています。
子どもの頃、どうしてこのようなお菓子を食べるのかなぁ（おいしくないという意味）と思っていました。
でも、釧路のお菓子屋さんで買った口取りを食べて、とてもおいしかったんです。
年齢のせいもあると思いますが、見た目の美しさと和菓子のほどよい甘さ。
上等の原料で丁寧に作ったホンモノの口取りは、おいしかったのです。
今では、毎年、口取りが楽しみになりました。
以上は、釧路 甘秀堂さんの口取りです。
どれも上品な甘さのおいしいお菓子です。
【釧路 甘秀堂】
〒085-0035
釧路市共栄大通3-1-21
TEL： 0154-22-9255
ＷetlandHokkaido