目からウロコの発見!
これはなんでしょう?
手芸の素材にも見えますが。
なんと、バナナ!
それもバナナの「茎」なんです。
ザンビア共和国産のバナナの茎です。
収穫後のバナナの茎を乾燥させて輸入し、バナナペーパーを製造。
それで名刺をつくるのです!
紙原料の木材を得るために森林伐採をしなくてよいうえ、ザンビア共和国の村の人々の就労機会になっているそうです。
聞けば、概算で8000人がバナナ名刺を使うと、ひとつの村の人々が1年間生活できるそうです。
(ザンビア共和国の成人男性の平均日給が100円!)
紙の風合いも、和紙のような趣きがあります。
サンプルには、バナナペーパーのほか、琵琶湖のヨシや、ケナフ、帆布、さっぽろ大通公園とうきびワゴンのとうきびの皮などを古紙と合わせたエコ名刺が15種類もありました。
とうきびペーパーは、ハガキとしてときどき使っているのですが、バナナもエコペーパーになっているなんて!
「バナナペーパー・プロジェクト」の一連の仕組みづくりを行った丸吉日新堂印刷社長の阿部さん。
スウェーデン出身の環境コンサルタント、ペオ・エクベリさんとのタッグで実現したプロジェクトだそうです。
桜の木でできたステキなオフィスで、まるで森林浴をしているように居心地がよかったです。
プライベート用のセカンド名刺が欲しいと常々思っていた(そしてのびのびになっていた)ので、これを機に、丸吉日新堂印刷さんにお願いしようと思います。
バナナ名刺の風合いもステキだし、個人でわずかながらも手軽に社会貢献ができますね~。
余談ですが、ザンビア共和国では自然が豊かなだけに、農作物を作っても野生動物にすぐに食べられてしまい、特に家やその周りに食べ物があると、夜中にアフリカ象が食べにきて、家ごと踏み潰してしまうこともあるそうです!
作物を栽培できないなんて、本当に目からウロコでした!
【丸吉日新堂印刷 株式会社】
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