九月の閑話休題です。

 

2026年9月のテーマ

「ちょっと古典文学」

 

でおすすめしてまいりました。

 

どの作品もストーリーに複雑さはなく、先の展開が読めてしまわなくもないんだけれど、どんどん先に読み進めてしまう力がありました。人間を力強く描いてある作品はいつの時代のものであっても惹きつけられるものがあるんでしょうね。

 

さて、今回は北アメリカの作家の作品をピックアップしてみました。

その理由が今回のタイトル『アニメ「文豪ストレイドッグス」のおかげ』なのです。

ちょうど一年前くらいに、子供と一緒にアニメ「文豪ストレイドッグス」を観ました。ご存じでない方のためにちょっと説明しますと、架空の町ヨコハマを舞台に(主に明治大正期の)文豪の名をもつ登場人物たちが探偵社とマフィアの二陣営に分かれて対立しているというお話です。登場人物たちはそれぞれの文豪の作品にちなんだ特殊能力を持っていて、能力者同士のバトルが見どころの一つとなっています。

例えば主人公の中島敦の能力は"月下獣"といって虎に変身(半人半獣のことが多い)して身体能力がぐんと上がります。ライバルキャラの芥川龍之介の能力は"羅生門"。影のような触手が伸びて敵を攻撃します。

 

とにかく文豪をモチーフにしたキャラクターが入り乱れて登場するのですが、第二期になると外国勢力が登場し、北アメリカの文豪集団が第三勢力を形成します。ここで登場した北アメリカ勢の文豪の作品で私がきちんと読んだことがあるのはルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」シリーズだけだった…というのが、その後、北アメリカの作家による古典作品を読もうと思ったきっかけになり、今月のピックアップ作品が北アメリカ勢の作品になったというわけです。

 

アニメで登場した主な北アメリカ勢は

・「グレート・ギャッツビー」のフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド

・「赤毛のアン」のルーシー・モード・モンゴメリ

・「怒りの葡萄」のジョン・スタインベック

・「クトゥルフ神話」のラブクラフト

・「緋文字」のナサニエル・ホーソーン

・「風と共に去りぬ」のマーガレットミッチェル

・「トム・ソーヤーの冒険」のマーク・トゥエイン

・「白鯨」のハーラン・メルヴィル

・「モルグ街の殺人」のエドガー・アラン・ポー

・「若草物語」のルイーザ・オルコット

…なんですが、ホーソーンとラブクラフトは名前も作品も知らなかったし、「若草物語」は作者名を知らず、スタインベックは作者名は聞いたことあるけど何を書いた人かは知りませんでした。

作者と作品名を知っていても読んだことないのがほとんど。

 

私って、アメリカ文学にあんまり興味なかったんだなということに気付かされたわけです。

「グレート・ギャッツビー」は高校生の時に宝塚ファンの友達が読んでいて一瞬気をひかれて手に取ったものの面白さが分からず数ページで挫折しました。

「風と共に去りぬ」は映画で知っている程度。「トム・ソーヤーの冒険」は幼少のころに見たアニメの知識しかありません。「若草物語」もそれに近い。

ここはいっちょ読んでみようかという気になりまして、図書館で見つけたタイミングでちょこちょこ借りるようになりました。

「老人と海」のヘミングウェイはアニメには出てきてませんが、アメリカの文豪の一人だと思って読んでみたら面白くて大当たりでした。

 

この作品には原作の漫画があって小説やら舞台化された作品やらもありますが、私はアニメしか見ていません。今のところは今後も手を広げるつもりはないのでアニメで続きが出れば観ようかなと思っています。

で、このアニメに関して気になっていることが、ヨーロッパ勢に誰が入っているのかということ。もっと言うと、イギリス勢に誰が名を連ねているのかがすごく気になっています。時代的にもネームバリュー的にもクリスティーは入っていると踏んでいるのですが、だったら能力は何だろう…。コナン・ドイルが入っていたら推理作家同士でかぶっちゃうし、どちらかを取るとなるとちょっと分が悪い気もします。(ホームズ人気はすさまじいので。)シェイクスピアはちょっと時代が古すぎるかしら…オスカー・ワイルドとかどうだろう…全然知らない作家さんが出てきたら読んでみようかな…なんて想像が膨らみます。

 

というわけで、『アニメ「文豪ストレイドッグス」のおかげ』で今まで興味を持たずにスルーしてきていた古典作品を読む機会を得られました。

この作品のファンの方で私と同じような気持ちになった方も多いのではと思い、それもまた嬉しいです。読書に対する興味を掻き立ててくれているのですから。願はくは、検索で作者や作品についての概要を読んで満足してしまうのではなくて、実際の作品を手に取ってみてもらえたらいいなあと勝手に思っています。

 

では来月のテーマにまいりましょう。

 

2026年10月のテーマ

「不安と戦うための本」

 

でおすすめしてまいりたいと思います。

私は心配性ですぐ不安になってしまう質なんですが、夏ごろ特殊詐欺電話がかかってきたこともあって(記事に書きました)、前にもましてたまに強い不安に襲われることがります。

たいしたことではなくても、自分の対処はあれでよかったのだろうかと思い悩んだり、スマホなんかで今までやったことのない操作をするときなんかに間違ってないかな大丈夫かなと不安になったり…。不安になると体が緊張してくるのが分かって、汗が噴き出てきます。

それで、なんとか不安を抑えることはできんもんかと"不安"関係の本を何冊か読んでみました。どの本も同じようなことを言っているとも思えるけれど、"不安"に対する分析やアプローチの仕方はそれぞれ違っていて興味深かったです。ハッとさせられることもありました。というわけで、来月は"不安"に対処するために読んだ本の中からおすすめしてまいりたいと思います。ご興味ありましたら覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)