2月の閑話休題です。
2023年2月のテーマ
「冬×ミステリー」
でおすすめしてまいりました。
どんな物語でもそうだと思うのですが、舞台設定は大事です。
ミステリーというジャンルにおいては、その舞台だからこそ可能なトリックという物語もありますし、そうでなくても臨場感を出すために、季節だったり風景だったりその舞台の空気感を描くのは大事だと私は思っています。
第一回にはクリスティーのノン・シリーズ「シタフォードの秘密」をおすすめしましたが、
クリスティーの作品で"冬"が舞台なものといえば…ほかにも「ポアロのクリスマス」や「オリエント急行の殺人」などの有名どころが真っ先に浮かびます。
変な話なんですが、"夏"というテーマで連想するミステリーは"冬"の時ほどすぐには出てきません。
これが"海"というテーマなら、また違ってくるんですけどね。
なんとなくなんですが、"寒い冬にあったかい部屋でのんびりと読書する"ということが、私にとっては心地よい事であり、それゆえ"冬"という言葉と本とが容易に頭の中で結びつくのではないかと思います。
"夏のあっつい日に涼しい図書館で読書をする"ことも充分心地いいんですけどね。
なんでかな。"冬"の読書のイメージの方が強いです。
それはさておき、今回のタイトルの話といきましょう。
去年10月に、「山村美紗再発見!」というテーマでおすすめしましたが、それ以降も古本屋さんに行くたびに、山村美紗さんの本を買い集めておりました。
年末に10冊くらい手に入れて読み漁り、一月末に読み終わったころにまた古本屋で4,5冊発見、、、という感じでここ何か月かほとんど山村美紗さんの本しか読んでいないみたいになっています。
「それほど山村美紗さんが好きなのか?」と言われると、不思議なことにそこは微妙な感じなんですが、読み続けてしまう理由の一つが、タイトルの「読んでも読んでもまだある!さすが山村美紗」なわけです。
多分現時点で40~50作品くらいは読んでいますが、読んだことない作品がまだたくさんあります。
キャサリンシリーズを優先して買っているのですが、キャサリンシリーズですらまだ読んでないのがあるし、2時間ドラマ"赤い霊柩車シリーズ"でおなじみの葬儀屋探偵シリーズも短編集一作しか読んでないし、検視官江夏冬子のシリーズも長編一作と短編集一作しか読んでいません。
他にもアナウンサーが主人公のミステリーがあるらしいのですが、まだお目にかかってません。
まさに、読んでも読んでもまだある!という感じです。
本屋さんに行ったとき、今この本が欲しい!と強烈に思っている本がない場合は、特定の作家の読んだことがない作品を探すのが楽なので、ついつい山村美紗づけになってしまい、気が付けば何か月も経ってしまいました。
それから、本を読む時間自体が減ってしまっているので、読みやすくて厚さがそれほどでもない山村美紗さんの本はちょうどよい、、、というのもあります。
余裕があれば読みたいなーという大作の本が常に控えていますが、あんまり時間のない時に大作を読むのは、私にはきついです。とぎれとぎれにちょっとずつしか進まないというのが苦痛なので…。
ともあれ、現在手元に未読の山村美紗本が後3冊。
これらを読み終わる前に古本屋に行かないようにしないと、積読の他の本が読めない気がしています。
なんにせよ、山村美紗、恐るべし。
それでは、来月のテーマといきましょう。
2023年3月のテーマ
「花といえば…な本」
でおすすめしていきたいと思います。
花のつぼみも膨らみ始める三月。
今月のテーマではないですが、"花"から連想する作品を選びたいと思います。
なんか春らしい気分になりたかったので…。(もうそろそろ寒いのは嫌だー!)
ご興味ありましたら、覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)