9月の閑話休題です。

2022年9月のテーマ

「ちょっと古典文学」

でおすすめしてまいりました。

 

なんとなくどんな話か知ってるけど、読んだことない。

アニメや映画になってて観たことあるけど、読んだことない。

学生の頃、国語や歴史の教科書で作者とタイトルを暗記させられたその時代を象徴するような本、でも読んだことない。

 

古典文学って、私にとってはそういう本たちです。

今の自分の感性からすると、面白いと思えるのかわからない。

有名だからって面白いとは限らない。

はたまた、小難しい感じがして手が出ない。

なにより、今現在もたくさん出版されている本があって、それらは現代社会を何らかの形で反映しているとなると、そちらの方が身近に感じられたりもします。

 

でも、今までに何度も記事で書いてきていることではありますが、長く愛されているからこそ、今でも出版され続けている本…それが古典文学なのです。

年月を経てなお忘れられていないからこそ、いまでも読む価値があると私は考えます。

読みたいときに読みたい本を読むのが読書の楽しいところなので、興味がわかなければもちろん手に取る必要はないですが、何かきっかけが訪れたなら、その時は古典文学の本を手に取っていただきたいと思います。

古いはずの本から、新しい発見をいくつももらえると思います。

 

さて、今回のタイトルの件にまいりましょう。

9月からアマゾンプライムで「ロードオブザリング 力の指輪」の配信が始まりました!

毎週配信される新着エピソードを楽しみに観ています。

ご記憶の方もおありかと思いますが、私は以前にトールキンの指輪物語の記事を書いたことがあります。

 

 

ピーター・ジャクソン監督の映画を観てからというもの、ロード・オブ・ザ・リングが大好きです。

映画の「ホビット」三部作ももちろん観ました。

「ホビット」の時もそうでしたが、映像化されたロード・オブ・ザ・リングのシリーズは、もう作者が描いた物語の枠を超えて、トールキンによって描かれてはいない物語をトールキンの描いた世界の中で新たに紡ぐ段階にまで達しています。

これは、熱心でコアなファンがたくさんいるからこそできることでもありますが、その分生半可な作品ではコアなファンたちが黙ってはいないわけで、作るのには相当な知識と労力と覚悟、そして何より「指輪物語」への愛が求められると思います。

 

ロード・オブ・ザ・リング「力の指輪」はトールキンの「指輪物語」から遡った古い時代の中つ国を舞台に、エルフ・ドワーフ・人間の王たちが持っていたという強力な指輪と、サウロンが持っていた"一つの指輪"がどのようにして生まれたか、そしてその後、悪を退けるまでに至った経緯を描いた物語…だと私は思っています。今のところ。

ロード・オブ・ザ・リングのお話でもそうだったのですが、「力の指輪」でも主要人物がたくさんいるので、毎回4つの場所のお話が並行して進んでおり、正直、熱いファンの人には面白いでしょうが、初めて観る人にはちょっと良くわからなくて退屈かもしれません。

中つ国という世界の前提を知識として持っていると用語や登場人物の行動原理にいちいち疑問を持つことがなくストレスフリーで観れるでしょうが、用語の意味が分からないとか、なぜこの人たちは仲が悪いのかとか疑問が一杯だとストーリーに入っていきにくいと思います。

そういう、ちょっと、初心者に優しくない感じはあるものの、私個人としては熱いファンの一端であると自認していますので、毎回楽しみに観ています。

多分、ストーリーとしてちょっとイマイチだったとしても、観ると思う。

だって、トールキンが「指輪物語」関連の話を新たに書くことは永遠にないのだから。

新しい中つ国の物語があるのなら、他の人が書いたものだとしても観たい。

ただもちろん、面白くて満足できればそれが一番。

なので、これからも期待を込めて観ていきたいと思います。

作品についても語りたいところですが、まだ途中なので憶測なしには語れず…控えようと思います。

 

さて、10月のテーマについてです。

10月のテーマ

「山村美紗再発見!」

でおすすめしていきたいと思います。

 

以前この記事で書いたのですが、

 

 

 

かつて一世を風靡したミステリー作家・山村美紗さんの作品が、現在は書店でも図書館でも見つけることができません。

この記事を書いて以来、ちょいちょい書店や図書館で探し続けているのですが、滅多に見つかることはありません。

例外は古本屋さん。

読めないと分かるとなんだか読みたくなって、古本屋さんで山村美紗さんの本を見つけて何冊か買ったりしています。

元々は、その多作ぶりから日本のクリスティーと呼ばれていた作家さんなので興味がわいたところから読んでみたくなりました。

手に入った本を少しずつ読んでいる段階なので、山村美紗作品ならもっといいのあるでしょ!という古参のファンの方たちのお眼鏡にかなわぬラインナップになるかもしれませんが、とりあえずは再発見していってみたいと思います。

ご興味ありましたら覗いてくださるとありがたいです。(*^▽^*)