2022年8月のテーマ
「おうちにいよう(第二弾)」
第三回は、
『ちょっと懐かしのアメコミヒーロー映画』
でおすすめしたいと思います。
まず一つ目は、
「スパイダーマン」 2002年公開
です。
トビー・マグワイア主演のスパイダーマン三部作の第一作目で、数学が得意な高校生のピーター・パーカーがスパイダーマンになっていくお話。トビー・マグワイアが本当に上手で、同級生の女の子MJ(メアリ・ジェーン)に抱く恋心や、親友ハリーとの友情など、ピーターの微妙な心の揺れが垣間見えるのも魅力の一つ。
上手いのはトビー・マグワイアだけではなくて、ハリー役のジェームズ・フランコもまた良くて、ハリーが抱くピーターをうらやむ気持ちや父との関係に悩んでいるのもよく分かります。
敵のグリーン・ゴブリンをウィレム・デフォーが怪演しているのも見どころですね。
この作品は、ピーターやハリーといった人物を掘り下げて表現してある印象が強く、2022年現在のスパイダーマン作品(トム・ホランド主演)のような軽快さはありません。
トム・ホランドのピーターは、高校生ということもあり、子供っぽいキャラクターになっていて、困った事態になると「どうすればいい?」なんて友達に聞いたりしますが、トビー・マグワイアのピーターは高校を卒業して新聞社でバイトしながら勉強している青年ということで、年齢も少し上ですし、親友であってもハリーに何でもかんでもしゃべったりはしません。親友の幸せを願いながら、自分の問題は自分で解決しようとします。
私はこのシリーズをドラマ性が高いと感じていて、そこが好きです。
2022年に公開されたトム・ホランド主演の『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』にトビー・マグワイアのスパイダーマンが出てきて本当に嬉しかったです。
もう一つは、
「ダークナイト」 2008年公開
です。
クリスチャン・ベールがバットマン役をつとめたシリーズ三部作の第二作目です。
三部作の二作目って、ちょっと遊びを入れるというか、第一作目とはちょっと違うひねった設定を入れたりしてなんか雰囲気違うな…となるのもよくあるんですが、このシリーズでは、三作中二作目が一番面白いと思います。
バットマンの映画はそれまでにも何作も観たことがあって、大体の設定はもうわかっている状態でこのシリーズを観ました。
(スパイダーマンは先に挙げた2002年のものが初めて)
過去の作品よりも暗くて重くてシリアスな感じ。でもぐいぐい引き込まれてしまう力強いバットマン作品でした。
ちなみに、2016年公開の『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』でベン・アフレックが演じたバットマンは、クリスチャン・ベールが演じたバットマンのキャラクターと通ずるものがあって、私的にはどちらも好きです。
それはさておき、『ダークナイト』では敵役のジョーカーが鬼気迫る演技で、緊張感半端ないです。また、トゥー・フェイスも登場しますし、こんなに盛りだくさんで最後まとまるのかなと心配になるくらい濃いです。
私はアベンジャーズシリーズもジャスティスリーグシリーズも好きで観ていますし、アメコミヒーロー映画は一昔前より盛んに作られているように感じています。
新しいシリーズももちろんいいんだけど、ちょっと前のシリーズも名作があります。
夏休みも終わりですが、ちょっと懐かしの三部作、振り返ってみませんか?
おすすめいたします。(*^▽^*)