今日も暑いですね。
2022年7月のテーマ
「興味が広がるかもな児童書」
でおすすめしてまいりました。
最近の児童書は色んな工夫が凝らされているものも多いです。
今回は"興味が広がるかも"のカラーが少し違うかなと思い挙げなかったのですが、社会問題を考えさせられるような内容のものであったり、今の国際情勢がどのような歴史からきているのかわかるようなものであったりと、本当に様々な本が出版されています。
親の立場から見ると、ちょっと年齢的にまだ難しいかなと思って子供ではなく自分が読んでしまったりするものもたくさんありますが、子供の能力を過小評価することなく興味を持ったならチャレンジしてほしいなというのが本音です。
で、自分が読む本だと言って借りてきてリビングにおいておくのですが…子供の方は興味なし。
よくある光景です。
何かきっかけがあればいいのになといつも感じているので、多くのご家庭でも同様なのでは???
と思い、このテーマになりました。
おすすめしたのは、うちでは比較的子供にも手に取ってもらえた本たちです。
参考になればいいなと思います。
さて、タイトルの「歯医者に行くと思い出す本」についてです。
少し前に歯の詰め物が取れてしまい、数年ぶりに歯医者通いをしています。
実は、私は歯医者が大の苦手です。
いい年して恥ずかしいですが、通っている歯医者さんにも前もってそのことを伝えているくらい、ダメです。
緊張してガチガチになるので、顔の筋肉にも力が入っているようで、その上口も小さめらしく、歯医者さんも治療しにくいというようなこともこれまでの経験であったので、恥を忍んでお伝えしています。
体も緊張してこわばっているので、毎回うがいで紙コップを持つとき手が震えるほど…情けなや。
そんな私が歯医者といえば思い出す本があります。
それが、
「愛国殺人」
アガサ・クリスティー 著、加島祥造 訳、
ハヤカワ文庫 クリスティー文庫、2013年発行
です。
あらすじは、歯医者で治療を終えたばかりのポアロに、その歯医者が自殺したとの知らせが入ります。直前にその歯医者と接していたポアロは自殺しそうな兆候はなかったと判断。事件を調べ始めますが、ことは連続殺人へと発展していきます。
事件の始まりが歯科医の自殺、というだけでなく、この作品の出だしが歯医者のシーンで、ポアロが実際に診察台に座って治療を受けています。一言でいうと、ポアロも歯医者が嫌い。
ここだけでも共感ポイントです。
肝心のミステリーの方はというと、面白いと思います。
が、しかし、犯人が私にとって嫌いなタイプ。(これいっちゃっていいのかな。ネタバレは一切ないということでお許し願いたいです。)
というわけで、私の中でのクリスティーランキングではあまり順位が高くありません。
それでも歯医者に関連していつも思い出す、極めてパーソナルな思い入れのある作品です。
あと、蛇足になりますが、ブルース・ウィリスが殺し屋役で出ている映画「隣のヒットマン」も同じように思い出します。
伝説の殺し屋、ジミー・ザ・チューリップ(だったかな?)に振り回される歯科医師が出てくるアクションコメディ映画です。
歯医者が嫌すぎて、行く道すがら、待合室で待つ間、診察台での治療中…いつも別のことを考えて気を紛らわそうとしています。頭の中で音楽のPVを再生してみたり、好きな映画やドラマのワンシーンを思い出したり。
「愛国殺人」は私と歯医者さんがセットになるといつも頭の片隅に浮かんでいる作品の一つです。
それでは、8月のテーマにまいりたいと思います。
2022年8月のテーマ
「おうちにいよう(第二弾)」
です。
コロナが流行り始めた割と初期にやったテーマで、"癒しのラブコメ!"とか、"笑って元気に!"とかで映画や本をおすすめしました。
この夏は行動制限がなくなって以前のようにおこもりする必要はなくなったけど、爆発的な感染拡大で自宅療養を余儀なくされる方や、遠出や外出を控える方も多いと思います。
なので、都合上前回を踏襲して「おうちにいよう」のテーマになっていますけど、おうちにいることを推奨したいわけではありません。
"おうちにいなくてはならない人もなるべく楽しもう"というコンセプトでやっていきます。
よろしければ、のぞいていただけると幸いです。(*^▽^*)