さて、三月の閑話休題です。

 

2021年3月のテーマ

「和製ファンタジー」

でおすすめしてまいりました。

 

あと一つくらいは記事が書けると思っていましたが、春休みが始まると自分時間はほぼないです。

パソコン触ってると子供に覗かれるし…というわけで、もう四月ですが、三月の閑話休題といきましょう。

 

「和製ファンタジー」というテーマにしていますが、この言葉は日本で発表されたファンタジー作品のことを海外作品と区別するために使っているだけで、作品の内容とは一切関係ありません。

テレビドラマの『相棒』で杉下右京が「和製ホームズ」なんて呼ばれていますが、あれは「日本のホームズ」みたいな意味でつかわれていますよね。そういうのとはちがうよ、ということを強く主張しておきます。

海外のファンタジー小説こそが元祖だなんて思っていないし、日本で生まれたファンタジー作品が海外作品の真似だとは微塵も思っていません。

「和製ファンタジー」という言葉は誤解を生む表現かもしれないと気になっていたので、いまさらですが、言い訳 説明させていただきました。

誰も気にしてないかもだけど…。

 

さて、日本のファンタジー作品は本当にたくさんあるので、私が読んだことあるものなんて本当に氷山の一角です。

子供向けのもの、ヤングアダルト向けのもの、大人も楽しめるもの…と幅も広く、このジャンルばかりを読んでいたとしても到底読みつくせないと思います。

久しぶりに日本のファンタジー作品に触れてみて、私の知らない面白い作品がまだまだごろごろしているんだろうなと思うと、なんだかワクワクしてしまった一か月でした。加えて、最近あまり読んでいないジャンルだったので、懐かしさが止まらなかったりもしました。読みたい気分が高まっているけど、広すぎてどれを選べばいいか迷って決められない、、、そんな予感がしているところです。

 

さて、話は変わりまして、和製ポアロ物のドラマについて書きたいと思います。

ちなみに、こちらの「和製」は、「和製ホームズ」と同じようなニュアンスで使っております。

去る3月6日土曜日の夜、アガサ・クリスティー原作、三谷幸喜脚本、野村萬斎主演でスペシャルドラマ「死との約束」を放送していたのをご存じでしょうか。

私はこのドラマのことを知らなくて、たまたまテレビをつけたらやっていて、開始20分くらい経っていました。

2018年に同じ組み合わせの顔ぶれで『黒井戸殺し』(舞台が日本の「アクロイド殺し」)をやっていたのを見たことがあり、野村萬斎さんの演じるポアロ(役名は勝呂武尊<すぐろたける>)が原作のポアロを彷彿とさせる滑稽さと鋭さを兼ね備えていて印象に残っていたので、すぐに三谷幸喜さん脚本のポアロ物だと分かりました。

 

しばらく登場人物を観察したのち、すぐに原作もわかって、

「『死との約束』だね。」と言ってしまったのを主人に聞かれて、

「変態だな。」と返されてしまいました。

しかし、ことポアロに関しては、私にとっては誉め言葉と同じなのです。わはは。

 

くしくも去年の12月にこの記事で

 

 

書いたところだったので、内容をよく覚えていたというのもあります。

それはさておき、記事でも書いたように、「死との約束」は砂漠のキャンプ地が舞台のお話なので、ストーリーを変えずに日本を舞台とするのは難しいように思いました。いったいどうやってあれを日本に持ってくるのか?私の興味はそこに尽きました。

意外な場所が舞台となっていて笑ってしまいましたが、ストーリーの方は紛れもなく「死との約束」。

三谷幸喜さんの手腕に脱帽です。

でも一番のお手柄はやっぱり野村萬斎さんでしょう。

私のイメージするポアロと近いキャラクターで演じられていたので、ひたすら楽しませていただきました。

ご覧にっていない方には、なんのこっちゃな話題で申し訳ありませんが、きっとビデオ化や再放送などあると思いますので、機会があったらご覧になってみてください。おすすめします。

 

すでに長くなってしまってますが、もういっちょ、懐かしの「和製ポアロ物」についてちょっとだけ触れたいと思います。

2005年の年末ドラマで放送された「名探偵 赤富士鷹<あかふじたかし>」という2夜連続ドラマがありまして、アガサ・クリスティー原作の「ABC殺人事件」と「ゴルフ場殺人事件」の二本立てでした。

ポアロ(赤富士鷹)役が伊東四朗さん、へイスティングズ大尉(役の名前を忘れました)役が塚本高史さんで、伊東四朗さんのポアロは原作とは違って、<一見、古書店を営む変わり者だけど実は頭が切れる>というような役柄だったように記憶しています。

「ゴルフ場殺人事件」の方はドラマタイトルが「愛しのサンドリオン」にかわっていました。

原作でへイスティングズ大尉が恋してしまう女性の呼び名がシンデレラ(=サンドリオン)なので、多少ストーリーに手が入っていたとしても原作は一目瞭然。

舞台は日本で、ストーリーは原作に近い、というところは先ほどの三谷幸喜さんのドラマと共通しているのですが、こちらのシリーズではへイスティングズ大尉役が登場するのに対し、三谷幸喜さんのドラマでは登場しません。あえて出てこない原作を選んでいるのかは不明ですが、今後またドラマが作られる際には注目したいと思っています。

逆に言えば、赤富士鷹のシリーズは、ポアロとへイスティングズ大尉の掛け合いが楽しめる作品になっていました。いや、懐かしや。

こちらのドラマはもうだいぶ前のものになってしまうので、再び観るすべはないかもしれません。

ただの思い出話になってしまってすみません。

知っている方、いらっしゃれば<仲間!!!>ということで。

 

それでは、もう今月になりますが、

2021年4月のテーマ

「ちょっと深掘り」

でおすすめしていきたいと思います。

 

なんのこっちゃ?なテーマかと思いますが、言葉通り、日頃気になっていることや、興味の対象について、ちょっと深掘りしてみたいなーと思って探した本の数々をご紹介してみたいと思います。

他にいいネーミングがないかと模索してみたのですが、見つけられず。

少しでもご興味持っていただけてなら、のぞいてくださると幸いです。(*^▽^*)