さて、五月の閑話休題です。

 

2020年5月のテーマ

おうちにいよう

 

でお勧めしてまいりました。

どこかで誰かのお役に立てた、とは正直思えません。

ただの自己満足に終わったとしても、少なくとも<自分のために>やらないよりはやったほうが良いと判断してやったわけですから、私的には「自分の心に従った私、グッジョブ!」なのです。(^▽^)/

 

ここまで書いたことを読むと、

<本当はネガティブ>→<無理やりポジティブに考えようとしている>

という印象を受けられたんではないでしょうか?

 

その通りです。

元々の性格もありますが、このご時世では日々ストレスと闘っております。

そして、それは私だけではないとこの頃は感じています。

(以前は、自分だけネガティブで恥ずかしいな。嫌だなと思ってました。)

多分、今の状況下では<不安>を言葉に出す人が増えているからだと思います。

世の中ポジティブ思考の人ばかりではないですよね。

もちろん、ポジティブ思考の人でもこの状況下ではいつも通りとはいかないだろうな、と思います。

そして、私と同じようにポジティブ思考とは言えない人も外から見てわからないだけで同じくらいいたんじゃないかなと、人々が<不安>を口に出すようになってから感じたのです。

 

あ、<不安>を口に出す人が、ネガティブ思考の人だと言っているわけではないですよ。

 

今まではあまり大っぴらに自分の<不安>を話す人はいませんでした。

こっそり相談する人はいても、こんなにも大勢の人が<不安>を訴え、メディアで取り上げられることはなかったように思うのです。

それだけみんなストレスフルになっているんですよね。きっと。

 

ちょうど一か月前、ストレスで本が読めなくなってしまった私ですが、今は読書を再開しています。

そのきっかけとなった本が、

 

「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法

大嶋信頼 著、2017年発行、すばる舎

 

 

でした。

 

先ほども書いた通り、私は「すぐ不安になってしまう」人なんですが、<一瞬で消える>とまではいかなくてもかなり楽になりました。

自粛中のGWのはじめに、家族でGWを乗り切るためにとすいている本屋さんに出かけて行って(本当はダメなんでしょうが、その時の我が家には必要でした)、この本の漫画版をパラ読みしたのがきっかけでした。

その時の私はまだ本が読めなくて、自分自身の落ち着ける場所が見つからずにモヤモヤとして過ごしていたのですが、漫画なら…と思ってパラ見しているうちに、これはぜひとも文章の方で読みたいと思いました。

その結果、

 

GW中に少しずつ読んでちゃんと読めた!

迷ったけどあの時本屋に行ってよかった!

イェイ!

 

というわけで、本を読めるだけの活力を取り戻すことができました。

内容は、

・不安になりやすい人はこういうことを気にしている

というパターンをいくつか挙げてあって、タイプ別にきく<おまじない>が載っています。

こう書くと胡散臭い印象になってしまいますが、つまり、自分の持ちやすい<不安>がどういうタイプのものか探っていくことで、<不安>の正体を自覚すると対処の方法が見えてくるということが書いてあります。

<おまじない>の方は一種の暗示効果があって、<不安>に支配されている思考を切り替えるためのスイッチとして使います。

一例をあげると、

 

・人の気持ちを考えすぎて不安になってしまうタイプ

 →嫌われたくないという思いから、やたらと人の気持ちを気にしてしまう。

 →疑心暗鬼になり、不安になってしまう。

不安に支配されてありもしない悪いことを考えてしまうので、おまじない「自分の感覚の解放」と唱えよう。

 

という具合です。

実際には、不安の分析などもっと丁寧にわかりやすく説明されているので、「不安になりやすい人」である私は、「こういうことあるよ~。今度このおまじない使ってみよう。」ってな具合にサクッとはまってしまいました。

 

不安や怒りといった精神的な悩みを抱えている人に向けて、それらの感情の正体を分析して解決を手助けする目的の本はたくさんあります。たいていは、「こういうことあるよ~。ここで気にしちゃいけないのね。わかった。頑張ろう。」と思うものの、実際にその場面に出くわすと本の通りに気にしないでおくなんてことはできません。

頭でわかっていても、気になるものは気になるんです。

断ち切るのは難しい。

でも、先ほど紹介した本は、こういう場面になったらこのおまじないを唱えてみよう、とあるわけです。

効くか効かないかはその人次第ですし、正直言って私自身「すっごくこのおまじないが効いて楽になった!」とは感じていません。

でも、「気にしない」を実行するよりも、「おまじないを唱える」のほうが実行しやすいんです。

おまじないのほうが、具体的に状況を変えるための行動を起こしている、という感覚が得られやすいのです。

そういう意味で、<行動できないでいる自分>が嫌になっていたり、そんな自分に自信が持てなくなっている方にはいいんじゃないかと思います。

私が本を読めなくなっていた時に、この本をきっかけにまた本を読むことができるようになったのも、この「自分は何か行動を起こしている」という感覚が少しでも得られたおかげではないかと思っています。

 

ただ、実生活でおまじないがすごく効いて、私がバリバリ行動的になったかというと、そうではありません。

相変わらずのネガティブ思考だし、外に向かって働きかけるのはやっぱり苦手です。

ちょっとずつでも、変わっていけたらいいと思ってますし、そのためにこれからもこの本の力を借りようと思っています。

(行き詰ったらまた読むのですよ。ふふふ。)

 

そろそろ来月のテーマの話に移りたいと思います。

全国で緊急事態宣言解除となりましたが、自粛生活は当分続きそうです。厳密にいえばステイホームではなくなるかもしれませんが、人との接触を減らすことでの孤独感は根強い悩みになりそうだと感じています。

というわけで、私の方では引き続き六月も

 

2020年6月のテーマ

おうちにいよう(第二弾)

 

で映画、本を問わずおすすめしていきたいと思います。

ご興味ありましたらよろしくお願いいたします。(*^▽^*)