2019年7月のテーマ

「夏休み直前!子どもと一緒に読みたい児童書」

第三回は、

「ふまんがあります」

ヨシタケシンスケ 作

PHP研究所 2015年発行

 

です。

 

作者のヨシタケシンスケさんは、イラストレーターで絵本作家。

代表作の「りんごかもしれない」は、りんごをめぐっていろんなアイデアが披露されるという内容の絵本ですが、ストーリーがなく、初めて読んだときはその斬新さが印象深かったです。

「りんごかもしれない」をはじめとする彼の作品は『発想絵本』と呼ばれているそうで、テーマに沿ったアイデアだったり、思いだったりがストーリーなしに次々と、しかもコミカルに展開していきます。

一度読んでみればその呼び方に納得するに違いありません。

 

そんなヨシタケシンスケ作品からこの「ふまんがあります」をおすすめしたい訳は、

ここに取り上げられている子供の不満がすごく共感できることと、

それに対する大人の回答が普通なら思いつかない壮大なウソ(ジョーク)というのが面白いから

です。

 

大真面目に不満をぶつける子供に対して、大真面目にへんてこな回答をする大人という対比。

読む人が子供なら、子供側の不満に共感して、どんな答えを聞かせてくれるのか気になりますし、

読む人が大人なら、答えにくい子供からの質問に対してこんなユーモラスな返答があるのかと笑ってしまうと思います。

 

一緒に読んで、それぞれに面白い。

 

ヨシタケさんの他の作品にもそれは言えることかもしれませんが、私としては、この「ふまんがあります」をおすすめしたいと思います。

とはいうものの、私もヨシタケさんの絵本で読んでいない作品がまだありますので、今後読んでみて、もっといいと思うものがありましたら別の機会におすすめしたいと思います。

一度読んだらくせになる。

いつもとはちょっと違う形式の絵本を読んでみませんか?(*^▽^*)