もう五月になってしまってだいぶ経ちましたが、四月の「閑話休題」です。
2019年4月のテーマ
「動物が好きになるかもな本」
しばらくブログが書けずにいて少なくなってしまいました。
もう四月は終わりましたが、ここでもう一冊、ご紹介したい本が出てきたので、
少しばかり書かせていただきます。
GWに入る直前、図書館で借りてきた本で、まだ2/3くらいまで読んで、読了していないのですが、興味深い!
「フライドチキンの恐竜学」
食卓の骨には進化のナゾがつまっている
盛口満 著、サイエンス・アイ新書、2008年発行
です。
著者の盛口さんは、ざっくりいうと、沖縄に移住した理科の先生。
骨格標本を子供たちに見せて生き物に興味を持ってもらおうという「骨の学校」をライフワークとされている方です。
「骨の学校」で子供たちに骨を見せると、「恐竜」を連想する子供がすごく多い。
けれども恐竜の骨というのは、発掘に携わった人でないと直接触れることは少ないし、博物館に展示されているのを見るというのが主流です。そもそも、恐竜は現在存在する生き物ではありません。
そこで、恐竜から進化したと言われている鳥の骨と恐竜の骨の接点を探ってみよう!というわけです。
恐竜は鳥の先祖だとされる学説が今や結構主流だそうで、その理由も気になるところ。
また、フライドチキンの骨を使って、身近な鳥であるニワトリと恐竜の接点を探るという試みが面白い本です。
イラストがかわいく、ほぼ全ページで、見開きの左側が文章、右側が解説用のイラストになっています。
解説用というものの、イラストにはユーモアも盛り込まれていて、内容には専門的な話が含まれますが、親しみやすく感じられます。
たまたまなんですが、GWに移動中の車の中で、「NHK子供電話相談」というラジオ番組を聞いていたら、子供たちの疑問に答えてくれる先生が、鳥の専門家と恐竜の専門家の先生でした。まだ、この本を読み始める前でしたが、面白そうだなーと思って聞いていたら、鳥担当の先生が、
「私に言わせれば、恐竜は鳥です。」
というようなことを言っておられて、対する恐竜担当の先生が、
「ちょっとそれは言いすぎでしょう。」
とおっしゃっていました。
「恐竜は鳥?」「鳥は恐竜?」この話気になる~~~!
と思っていたら、図書館から本かりてた! 私、ファインプレー!!
・・・としょうもない自画自賛はここまでにして、
フライドチキンで恐竜を感じる・・・(フライドチキンの骨を取り出す方法が書いてあります)。
恐竜好きのお子さんには面白い経験ができるかもしれません。
大人向けの本なので、お子さん一人で読むには少々難しいと思います。
大人で恐竜が好きな方、親子で恐竜が好きな方、にいいかと思います。
おすすめいたします。
さて、閑話休題なのに、本の紹介になってしまいましたが、次回は、
2019年5月のテーマ
「旅を感じる本」
でおすすめしたいと思います。行楽シーズンですしね。
ではまた、よろしくお願いいたします。(*^▽^*)