本題に入る前に…。

先日初めてアメンバーの申請をいただきました。

予想もしていなかったので、大変うれしかったです。ありがとうございました。<(_ _)>

ただ、今後アメンバー限定公開をする予定がないことと、私自身アメブロについての知識が充分でないままブログを書いておりまして、お恥ずかしながら、機能を使いこなせておりません。(T T)

そのため、アメンバーの機能も利用する予定がなく、せっかくの申請を承認させていただいておりません。

申し訳ございませんが、ご了承いただけると幸いです。m(_ _)m

 

また、パソコンに触れる時間が限られているのできちんと返答できないという理由から、メッセージやコメントの機能も利用しておりません。今後、時間に余裕ができたら、少しずついろんな機能を利用していきたいと思います。

 

とはいうものの、ひょっとすると一番の理由は恥ずかしいからかもしれないなーという気がいたします。

こんな私ですが、よろしければこれからもブログの方をのぞいて行ってくださるとうれしいです。

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2019年1月のテーマ

 

"和"を感じる本

第二回は、

「イラストでわかる 日本の仏さま」

日本の仏研究会 著

カワグチ ニラコ〔イラスト〕

ロータス さわこ〔テキスト〕

中経の文庫 2014年発行

 


です。

 

この本は、仏の基礎知識をはじめとして、様々な仏さまについてイラストで解説してくれる、いわば仏様の解説書です。

例えば、仏の世界の階層には、「如来部」「菩薩部」「明王部」「天部」の四つがあり、"○○如来"と呼ばれる仏さまが一番階級が高い、というようなことを教えてくれます。

ほかにも、仏様の体の特徴や、手の形(印の結び方)、座っている台座の種類、もっている小道具についてもわかりやすく書いてあります。

それから、具体的に「阿弥陀如来」や「千手観音」、「弥勒菩薩」など、仏さまを順に紹介してあります。

どのようなご利益をもたらすとされているかなど、仏さまの来歴も書いてありますし、基本的に、どのページもイラストがあって、テキストでの説明もついています。

しかも文庫なのにフルカラー。

ゆるーい感じのイラストが親しみやすさを感じさせます。

また、ページの下にトリビアもたくさん載っています。

お寺をめぐる際、仏像を見るときのガイドブックとしても最適な一冊です。

 

今回のおすすめポイントは、"ゆるーくてもいいんです。仏さまのこともっと知っちゃいましょう!"です。

私自身、お仏壇のある家に生れながら、仏さまのことについては無知です。

はっきり言ってよく分かってない。

だって、仏教にはいろんな宗派があって、それだけでもややこしい。

日本人は、ご利益を求めて神社、仏閣にお参りすることは好きですが、そこのご祭神が誰なのか、ご本尊は何という仏様なのか、あまり意識せずに行って、行った先の立て看板などで初めて知るということも多いと思います。

そして、多分、帰ってきたときには得たはずの知識を忘れてしまっている、という方も多いはず。

最近では、テレビ番組で、有名な神社仏閣に、細かい解説を交えながらお参りするというのをときどき見かけますが、「へー、知らなかった」と思うことが私にはたくさんあります。

実際、先日あるテレビ番組で紹介されていた仏像を見ていた子供に、「なんで仏様はあんなオッケーポーズみたいな手をしてるの?なんか意味あるのかな?」ときかれ、この本を出してきて一緒に調べました。(^ ^)>

 

この本を読めば、仏について一気に理解が深まる、とまでは思いませんが、"イラストと仏像を見比べれば、なんという仏様かわかる"というのは何も知らないで眺めるよりも楽しいと思います。

 

また、仏像というのは、ある意味では美術品でもあります。

同じ仏さまの像であっても、作られた時代や作った仏師によって、表情もお姿も、違っていると思います。

仏さまはそれぞれのお寺に安置されていますから、滅多なことでは二つの仏像を並べて見比べるなんてことはできないでしょう。

基本を知っていれば、見る側の人間が頭の中で、○○寺の弥勒菩薩様とここのお寺の弥勒菩薩様ではここが違うな、と新たな発見をすることもできるかもしれません。

 

ただ、本当は、仏さまのことにそれほど詳しくなくとも、いいのかもしれません。

お寺という空間の中で、仏さまと対峙した時に、荘厳な気持ちや、すがすがしい気持ちになったりしたことって、ありませんか?

知識なんてなくたって、仏さまから"感じる"ことはできるのかな、と思います。

 

でも、せっかくお寺に行くなら、仏さまのことをもっと知っていてもいいんじゃない?

仏さまを前に、持参したこの本で仏様のことを学んでみるのもいいかと思います。

だって、仏さまって、宗教であると同時に、日本の大切な文化ですもの。(*^▽^*)