さて、10月はあと少し残ってはいますが、今月の"閑話休題"です。
2018年10月のテーマ
ちょっと怖い魔女が出てくる本
でおすすめしてきましたが…私的には4冊というのはちょっと少なめでした。
来月は5,6冊はおすすめしたいと思っています。
今回のタイトル、「書評の役割について再確認したこと」についてちょっとご説明させてください。
私はこのブログについて、『書評とはちょっと違います。』と説明しています。
自分が良かったと思う本を主観的に選んで、あまりネタバレしないことを信条に書いているからで、ネタバレを恐れるあまり本の内容について曖昧な表現になっているところもたくさんあるだろうなという自覚の上に書いているので、とても"書評"と公言できる内容になっていないと思っているからです。
私にとって"書評"とは客観的に書くものであり、全くその本を知らない人でもあらすじや面白さが伝わるように書くもの。
ちょっと商業的ともいえる冷静な目線が必要なものなんです。
あくまで"私にとって"は。
私は好きな本についての気持ちを思いっきり書きたかった。
客観的に、冷静になりたくなかった。
自分勝手になんでも書くことがいいとは思いませんが、読書は本を通してすごく個人的な経験をするものなので、普段の生活で同じような本が好きで同じように読んでいる人はほとんどいないし、いたとしてもお互いに気付かない。
特定の作家さんのファンクラブに属していたり、読書会に参加しない限り、一冊の本について話し合う場はほとんどありません。
自分が読んでいる本を誰かと共有したくなった。
それがこのブログを立ち上げた動機です。
それゆえ"書評"の形が整っていなくても構わないと思って書いていたわけです。
そこで、"書評"について考えた出来事について。
先日、とあることがきっかけで、ある本のあらすじとどこが面白かったのかを書くことをしてみたのですが、結果は惨敗。
"具体的に"書けていなかったんです。
"書評"を「書かない」、のではなく「書けない」のではないか?と自分を疑いだしました。
それから「"書評"とは何ぞや?」というところに立ち返ったのです。
私の定義では、『全くその本を知らない人でもあらすじや面白さが伝わるように本について紹介するもの』なのですが、そこで気づいたのは、自分がほとんど書評を読まないこと!(なんてこったい!!)
私の場合、自分の楽しみのために本を読んでいるので、あらすじやネタバレはできれば知りたくない。
しかし、全く知らない本をお金を出して買って損をした気分になるのは嫌なので、店頭で買うときは帯を見たり可能であればパラ見して内容をチェックしてから買いますし、図書館ではある程度中身を確かめてからかりるようにしています。
そこから逆に考えて、書評の需要はこんなところにあるのでは?と思い至りました。
①自分の楽しみのためではなく、仕事や他の人のための本を探している。
仕事で必要な情報が載っているかわかっていなければ、読むだけ時間の無駄になってしまいますよね。
図書館の職員さんや、本屋の関係者、大量に本を仕入れる側の方はいちいち全部の本に目を通すなんてことできません。
参考書や勉強のための本なども自分のレベルに合ったものを選びたかったり、問題の量や解説の詳しさなんかも気になります。
誰かにプレゼントする時、自分の興味とは別として、相手の年齢や好きな分野に合わせて選びたいですよね。
②直接自分で本をチェックできない環境にある。
例えば、前から気になっている本だけど、近所の本屋さんにはおいていない、図書館にも置いていない。となると、取り寄せで買うことになります。買って失敗だったというのは避けたいですよね。
近所に売っているお店がない環境だったり、外出が困難な立場であったりする場合にも、同じことが言えると思います。
③自分が求めている内容の本を探したい。
本との出会いは一期一会ですが、特定の分野の特定の内容の本が読みたいとなると話は別です。
大量にある書籍の中から、求める一冊を探そうと思うと、きちんとした情報を元に探さなければ出会えません。
"書評"には大切な役割があることを再確認いたしました。
読書ライフを充実させるために、大いに活用する価値ありです。
そのうち私も"書評"のお世話になることがあるかもしれません。
自分が"書評"を書く日が来るかもしれません。
でももう「書けない」とは思わないことにします。
目的がはっきりして、書き方を覚えたら、きっと「書ける」と思います。
でも今はただの自由気ままなおすすめ人(なんだそりゃ(^▽^;))。
しばらくは、このおすすめ本ブログを続けていきたいと思います。
それでは、次回はちょっとジャンルを小説や物語から変えてみまして、
2018年11月のテーマ
元気が出るかも!?な(心理学、ハウツー、自己啓発の)本
でおすすめしていきたいと思います。
ガラッと変わりますが、ご興味あれば引き続きよろしくお願いします(*^▽^*)