この度、リマスター版で、高画質、高音質になって甦った、ディスコ映画の金字塔。
映画サタデーナイト・フィーバー。
4月8日からの全国ロードショーにおける、オフィシャル・アンバサダーに就任しまして、この映画の魅力をお伝えして周っています。

1977年に全米で公開され、世界的ムーヴメントを巻き起こしたサタデー・ナイト・フィーバー。 日本では、1978年7月22日に初上映され、ディスコ・エンターテインメントが広く全国に知られるきっかけになりました。そして、この日を記念して、「ディスコの日」も制定されました。

私は、公開当時、中学生で、劇場で観ることは出来ませんでした。 この悔しい思いを抱きつづけながら、今日までDJ活動を続けてきたわけですが、
劇場のスクリーンで、この歳になって観た映画の印象は、
DVDやテレビの洋画劇場で観てきたインパクトとは、天と地くらい違いました。
というか、この歳になって大画面で観たことで、新たな発見と気づきが沢山あったんです。

例えば、この映画は、
単にディスコ・ミュージックの名曲が流れる音楽ムービーというわけではなく、
当時の社会環境を随所に描写している、奥の深い脚本であること。
フロアで踊っているお客さんたちが、全員笑顔で踊っている姿。
ジョントラボルタのソロ・ダンスの、キレキレでハードなダンスの時間、終始満面の笑顔でパフォーマンスしていたこと。
シーンの中で、既に、高齢者シルバーディスコを楽しむ描写があったこと。
マンハッタンとブルックリンをつなぐ橋が、人々の暮らしのキーポイントであったこと。
差別や偏見の社会を、ダンス・フロアで正していこうとする実行力。
などなど・・・・。
これから映画やビデオを初めて観る方には、ネタバレが過ぎてしまうので、このくらいにしておきますが。
若かりし頃、数回ビデオで観た時に感じた印象と、50代で観た印象とは、まるで異なりました。

「音楽の使い方は天下一品だけど、ストーリーは平凡かなぁ」
と、長年、周りに話してきた自分がとても恥ずかしく感じました。
 

決して、泣くような映画では無かったはずなのに、
不覚にも、あるシーンで、ダラダラと涙してしまいました・・・(笑)

 

実に素晴らしい脚本で作られた、「名画」です。

 

主演トニー役は、当初、アルパチーノが起用される予定だったそうですが、彼はダンスが出来なかったため、断ったそうです。 

そして、歌って踊るミュージカル俳優だったジョン・トラボルタに声がかかり、半年間の肉体改造、ダンス・レッスンを経て、撮影に入ったそうです。 

この役は、ジョン・トラボルタで本当に良かった、と心から思います。
私の中では、アルパチーノは、ゴッドファーザーのマイケル。 

ジョン・トラボルタは、サタデーナイト・フィーバーのトニーです。
 

音楽とダンスと脚本の奥深い名画。

ディスコ映画の金字塔。サタデーナイト・フィーバー。

ただ今、全国上映中です。

是非、劇場で。

まだ、間に合います(^^♪

 

上映スケジュール 

 

そして、

個人的に、

1983年の続編映画 「ステイン・アライヴ」をビデオで買って、部屋で鑑賞。

トニーのその後の生きざま。

ラスト・シーンのカッコ良さに、

またまた興奮。(^^)/(^^)/