天才的な作曲家というのは、
こんな髪型で、輪郭で、骨格で、眉毛の形で、こんな形の髭をたくわえていて、
こんな瞳で、口元はこんな感じの開き方でカメラポーズをとるんですね。
神経質そうだけど、優しそう・・・・・。
私の最も敬愛する天才作曲家。
ロッド・テンパートン。
10月です。
ハロウィーンのシーズンです。この時期になると、世間ではよくかかる曲、マイケル・ジャクソンのスリラー。誰もが知っている、世界的な大ヒット曲です。
マイケル・ジャクソンの事は世界のほとんどの人が知っています。
プロデューサー、クインシー・ジョーンズも知られています。
しかし、この曲の生みの親、ロッド・テンパートンの名前を知る人は、
世界にどのくらいいたんでしょうか。
メディアに出ることなく、ひたすらに名曲を作り続けた必殺仕事人。
天才メロディー・メーカー。
イギリス出身。ドイツでジョニー・ワイルダーと出会って、結成したグループ、ヒートウェイヴ。当初はキーボーディストで、ヒートウェイヴの主な楽曲を作曲していました。
この曲のヒットと、クインシー・ジョーンズからの“ヘッド・ハンティング”的なラヴ・コールで、ロッド・テンパートンの底知れぬ才能が開花することになります。
彼にいち早く目をつけた、クインシーのプロデューサーセンスも、超一流なわけですが・・・。
1977年、記念すべき、彼の手がけた全米大ヒットナンバー、ブギー・ナイト。
このヒット曲をきっかけに、「クインシー&ロッド」の歴史に残るコンビネーション・ワークが
繰り広げられます。
ロッドは、ヒートウェイヴから職業作家の道へ転身し、大成功を収めます。
私は、彼の作風を、「最も色気のある」「品格のある」、メロディー・クリエイター、
と称しています。
その旋律の品格たるや、あまりに感動的で、自然に“こみあげてくる”楽曲ばかり・・・・。
ここで言う “こみあげる”ものとは、元気、笑顔、エネルギー、といった興奮だけでなく、
感動し過ぎて涙まで、こみあげてくる楽曲ばかりなんです。
一体全体、どうしたらこんなに素敵なメロディーとアレンジが創造出来るのか・・・。
影の立役者であった彼の存在を、私は好き過ぎるあまり、この思いを、
ここ数年の間、ラジオ、テレビ、雑誌、インターネット、といったマスメディア。
そして、10月26日に全国発売される初著書「ディスコの力」(PHP出版)の中でも、
紹介してきました。
ロッド・テンパートンの訃報は、新聞各紙の1面トップで取り上げて欲しいくらいの
想いの強さでしたが、それは叶わなかった今週。
せめて、私の出来る範囲で、トップ扱いで、ラジオメディアでこの思いを伝えました。
首都圏のラジオキー局の番組で、3時間の生放送特集。
せめてもの、DJ OSSHYからの供養でした。
日本全国の放送局で、こんな企画をゴールデンタイムにやってる局はないと思います・・・。
幸せでした。
あまりにも素晴らしいブラック・コンテンポラリー・ミュージック、ディスコ・ミュージックの数々を
残してくれたロッド・テンパートン。
あれも!? これも!? ロッド・テンパートン!!
今日の放送が、天国まで届いていてくれたことを願って<m(__)m>
どうか、安らかに。
私は、あなたのおかげで、DJを続けていられます。
本当にありがとうございました。
そして、今日の機会を与えて下さったインターFMにリスペクト!!
InterFM897 Radio Disco ロッド・テンパートン追悼特集
3時間生放送
※ロッド・テンパートンの作った偉大なる楽曲の数々は、
私のソウル家族(笑) 吉岡正晴さんのブログを是非ご覧ください(^^♪