朝から夕方まで半日スキー。夜はディスコ。

1980年代のディスコ全盛時代を経験している世代にとっては、

スキーシーズンの象徴的な週末の遊び方でした。

その、当時のオフスタイルが2015年に再現された企画、
「私をスキーに連れて行かなくても行くわよ」。


日本のファーストレディー、安倍昭恵さんの企画による、

初開催となった「スキー&ディスコ」イベント。


会場は、本格スキーヤー達が集まるスキー場、山形県蔵王。


俳優の藤竜也さん、サッカーの川島選手、ぽい雰囲気の男たちが

ゴロゴロとすれ違い、ギャルはほとんど見かけないような「硬派」な

スキー場です。


「張り切って営業中」と書かれた看板の飲食店も、夜7時に店じまいする町。

花金の夜も、9時までやっているお店はほとんど見かけなかったとか・・・・(スタッフ談)


それほど、蔵王スキー場は、早寝早起き、本格スキーヤー達の町、と誰もが

信じて疑わなかったわけですが・・・・・。


アラフィフ世代、つまりディスコ世代の「ディスコ」に対する潜在的ニーズは異常に高かったようで、

宿泊先の旅館の主が、「いらっしゃいませ。ディスコをやるそうですね!!待ってました!!」という

満面の笑み、威勢のいいご挨拶で出迎えられ時、ただならぬものを感じ、その予感は的中しました。


安倍昭恵さんは、実は、私の学生時代からの同級生、親友のお姉様でして、もうかれこれ20年以上

プライベートでお付き合いさせています。 昔から「昭恵ちゃん!」「押阪くん!」と

呼び合う仲良しの関係ですが、あれよあれよという間に雲の上の人、ファーストレディーになってしまいました。


ですが、昭恵さんの素晴らしいところは、そんなお立場など全く関係なく、昔からの友達関係を

ずっと大事にされているところです。

ご主人が首相になられる前も、今も、全く変わることなく、ブレることなく、付き合い方に変化がありません。


今回の企画は、プロ並みのスキーヤーでもある昭恵さん自身が、80年代当時のキラキラした

エネルギッシュな時間を再現したい!という強い思いで立案されたもので、メディアや広告代理店など、マスコミ関係は

絡めず、いつもの仲間たちで企画運営しよう、という試みだったんです。


日中のスキーイベントでは、昭恵さんの昔からのスキー仲間、今ではプロのインストラクターの皆さんと

一緒に楽しむスキータイム。そして、アフタースキーの夜は、装いも新たに、思いっきり弾けるディスコタイム。

去年の秋に、直電話で依頼された今回の企画が、遂に実現した夜でした。


「がんばれ東北・復興」もテーマになっていることもあり、フードコーナーには、地元の物産・名産品が

ズラリと並び、来場者は美味しさの発見と、再発見を繰り返されていました。

この、ディスコならでは、「フリーフード」コーナーに、昭恵さんが並ぶ姿を見て、来てよかったなぁ、と

嬉しさがこみあげました。


ディスコナイトチケットは、既に完売で、満員御礼。
スキーウェアから着替えて、ドレスアップされた方々も多く、
いかにこの日を待ち焦がれていた人たちが多かったのか、すぐにわかりました。

このイベントの為に作られた「かまくら」の中では、山形名物の日本酒、地酒が楽しめる
かまくらバーもオープン。19時から、かまくらバーの前では、雪山の花火大会。
そして、花火大会が終わってからいよいよディスコパーティーへ突入。

チークタイムをはさんで、2時間15分ノンストップで務めさせていただきました。

先ほどの旅館の主じゃないですが、「待ってました!」とばかりに、
1曲目からラスト曲まで、途絶えることなく、超絶盛り上がりでした。

本来、“お客様が主役”のディスコにおいて、恐らく一番フィーバーしていたのは、主催者の昭恵さんだったと思います(笑)
とにかく、心の底から喜びを爆発されておりました。

当日、東京から始発の新幹線で蔵王入りして、そのまま夕方までスキーをし、休むことなく夜の部へ。
開会のご挨拶やら、お客様との対話やら、いやはや、もの凄くパワフルなお方です。

私なんか、お昼に蔵王入りしただけで、片道の交通でもうクタクタ。もともとスキーはしないんですが、
会場下見でウロウロしてるだけで、グッタリでした・・・。

昭恵さんのパワフルさは、その後も続き、ディスコナイトが終了した後も、運営チームの仲間たちと
打ち上げ会・・・・。
私とマネージャーの橋本は、イベントで疲れの限界が来てましたが、頑張って顔を出しました。

その会場での光景たるや、これまた凄まじく、ディスコ世代、バブル世代のエネルギッシュな姿に、
最若手の橋本は、ただ茫然とその一部始終を体験したと思います。
これこそがバブル世代の遊び方だと(笑)

主宰する者たち、参加する者たち、全ての大人たちが若さを取り戻し、エネルギーに満ち溢れた一日。
初開催、スキー&ディスコイベント「私をスキーに連れて行かなくてもいくわよ」は、
まさに、「元気と笑顔」が溢れたイベントとなり大成功。早速来年の話も持ち上がりました。
ディスコには、疲れているはずの人たちをも元気にしてしまう、魔法のような力が秘めている事を確信しました。
蔵王でご一緒した皆さん全員が、一つになったような気がしました。

この日、スタッフが撮った写真は約300枚。とても公開出来ないお蔵入りの写真が約半分。
というところも、今回のイベントのパワフルさを物語っているのかもしれません・・・・。(笑)


蔵王イベントに際し、主宰者チームのこの日にかける意気込み、労力に敬意を表し、
代打対応を認めていただいたインターFM編成部の皆さんに、心から感謝御礼申し上げます。
そして、私不在の中、RADIO DISCOの進行をしっかり務めて下さった佐代子さん、DJリレーチームの皆さんに、深く御礼申し上げます。

また来年、“張り切って”蔵王でお会いしたいと思います(笑)


安心・安全、健全なディスコの楽しさが、これからも全国に広がりますように。

これからも、ディスコミュージックで、元気と笑顔をお届けしていきます。