借りる人々と貸すossan | ossanviewのブログ

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アラフィフのおっさんが思ったことをつづっています。

週に二回


駅前のテナントビルを掃除している口笛


朝6時から大体1時間くらいの仕事だ


現場に着くとまず一階のシャッターを開ける


階段の電気を付けて


作業を始めていくのだが


時々一階のシャッターの前に


見たところ60後半くらいのおじさんが


座ってタバコをくゆらしている魂が抜ける


人懐っこく広島弁で話してくるのだが


半分何言ってるのかわからない


愛想笑いしつつ掃除をする


駅前には沢山作業員を乗せてきたクルマが


やって来る


おじさんもクルマから降りてきたその人たちに紛れて


どこかへ消えていくのだが


今日はいつもと様子が違う


本人いわくこれから家に帰るらしい


   「もう仕事辞めてきたわ〜」


え!


   「もう疲れちゃって家まで歩けんわ」



   「100円貸してくれんかの〜」


え?


どうゆうことだろう


夜勤だったのかな?


本人によると


どうやらPASMOみたいなやつの残金がないらしい


    「今度返すから〜」


 ossan 「え〜ちょっと無いかな〜」


    

    「貸してくれんかのぉ〜」


汗 いまossanの言った事を完全に聞き流している


    「じゃあちょっと探してみます」


クルマの中にある非常用の小銭を集めて


おじさんに渡した


十円5枚と五十円玉だ


おじさんはありがと〜今度返すから


と言ったが


いいですよ


と返答した


今日で仕事が最後ということだし


もうここにも来ることはないだろうし


どこまで本気かわからない


何より


顔なじみになっていた


からそんな気持ちになったのだ


ossanは人に何かを借りるのは苦手だが


このように貸すことはある


今まで


貸して失敗したこともある


ある友人が死んだ親の借金で


苦しんでいて


可哀想に思い


3年くらい毎月のように貸していた


総額250万くらいになる


ある時


やはり今回の100円と同じように


これはもう返さなくていいですよ


と言って


一度10万円の返済を免除した


あまりに可哀想だったので


そう言ってあげた


気持ちを軽くしてあげたかった


でもほんとは返してほしい!


ちょっとカッコつけてしまった


でもそれも焼け石に水だった


その後も


毎月のように催促があり


金額もどんどん増えていった


何故増えたのかというと


本人も病気があり


仕事を休みがちたったのだ


そして


ついにお金の返却ができなくなっていった


返却日に連絡がなく


こちらの連絡にも返信がない


という状況になってきたのだ


こちらとしても限界が来ていた絶望


わたしも貯金がそんなにあるわけではない


ossanの気持ちも疲れてきたショボーン


最終的に、、


   ほんとうに申し訳ないのだが…


そんな練りに練ったメールを作成して


彼に送ったのだ。


それでなんとか終止符を打つことができた。


また、彼は一軒家に住んでいるが


ossanは借家に住んでいる。


その友人には


聞くところによると


複雑で簡単には解決できない理由があるようだ


でも


       おかしくない?


また、


彼には弟が1人いるが


バツイチの弟は元嫁に生活費を送り続けているので


もう頼れないらしい


その弟に相当気を使っている


いや、だからといってossanは一応


他人ですよ!


あの〜…


       おかしくない?


こんなことがあって、、


つくづく


人にお金を貸すもんじゃないと


おもっていたのだが


今回100円とはいえ突然頼まれると


強く断れないものである


だから


返さなくていいと言って


きっと


自分の気持ちに落とし米をつけたのだろう


でもあの10万円はいつか返してくれないか爆笑


器の小さいossanですふとん1