ワックスでピカピカの床はきもちいいものです
それ自体どんなものかよくわからない方が
ほとんどかもしれませんね
ワックスとコーティングはまた別物です
ワックスは樹脂なので固まるけど柔軟性もあり
床を保護し
歩行でつく汚れを取り込んでいくので
定期メンテナンスが必要です
一方
コーティングはガラス質のようにカチカチになります
長持ちしますが施工金額はその分お高いです
ワックスはいろんな会社が様々なグレードや特殊な
性能のものを販売しています
わたしも様々なワックスを試してきました
買って使ってみないとどうなのかわからないので
オッサンも新しいモノを使う時はワクワクします
私は3種類のワックスを使い分けていました
1つは
お値段がそこそこでそこそこ光るもの。
2つ目は
樹脂が高濃度に配合されていて
ビカッと光り、なおかつ耐久性があるもの
3つ目は
抗菌タイプのワックス
病院の床で使用していました
抗菌とは菌の増殖を抑える性質のことです
では
どのくらいの頻度でメンテナンスしたほうがいいのでしょうか?
それは現場により千差万別ですが
一般論として
床が歩行者の靴によりダメージを受けやすいところは
頻繁に(例えば毎月)すると
床の保護膜をキープできますし
いつもピカピカさせることができるでしょう
もし何もしないとどうなるのでしょうか
床はどんどんキズがつき
汚れがとれなくなり
しまいには削れてしまいます
人の動線や椅子の下は顕著に擦り切れていきます。
ですからワックスで床に保護膜をつくる必要があるのです
よく勘違いされる点について…
定期清掃のとき
ポリッシャーという機械(クルクル回るやつ)で汚れを取り
再度ワックスを塗るのですが
前回のワックスは完全に取れません!
イメージとしては
古いワックスの表面を洗うと同時に平滑にして
新しいワックスを重ねていきます
そういう仕組みなのです
だから表面洗浄ともいわれますね
そうすることでより光りやすくなります
でもその作業を何回も重ねていきますと
光るんだけど次第にワックスの層が厚くなり
ワックスが取り込んできた汚れや
ワックス自体のアイボリーっぽい色で
床材本来の色がぼやけてきます
そうなるとこんどは
剥離(はくり)という作業が必要となります
剥離剤というワックスを溶かす特殊な洗剤をつかって
古いワックスを根こそぎ除去し
新しくワックスを塗っていくのです
この作業には手間と時間がかかります
金額も別料金となりますが
必須作業なんです
剥離をやるとほんとうにキレイになったと
感じます
床を張り替えたのかと見間違うほどですよ。
店舗などの床を時々観察してみるのも面白いかも
しれません
わたしは職業病なのでしょうが
自然と床を見てしまいます
ワックスのグレードくらいは検討つきます
なにはともあれ光っている床は
気持ちがいいですね