よくありますよねー。

走っていると、

強烈な向かい風。

ただ、
走るコースは折り返しになっていて。
あの折り返しを越えたら、
今度は追い風になるってことだよな。

よーし。
気合い入れて向かい風に立ち向かう。
そして、迎える折り返し。
わーい、地獄から天国だぞっと。

あれ?
全然、
追い風がないんですけど。
どういうことよ。
割と長い間、
ずっとモヤモヤしてまして。
ほんと、何回走っても何回走っても
向かい風ランから折り返しても、
追い風はやってこないんですよね。
んーーー。
ほんま、なんでやねん。

そんな疑問が、ふと。
先日走ってた時に、
答えを見つけたのでありました。

ああ、そうか。
走ってるからか

あ、暑いなか考えすぎて
ボケた訳じゃありませんよ!

いやー。
僕レベルの初心者ランナーでも
キロ6分だとすると、
秒速2.8mで移動してるんですよね。

と、いうことは。
北の方向へ走ってて、
北から3mが吹いてるとすると
体感では3+2.8=5.8mの逆風
吹いていると感じることになる。
6mの風ってのは、結構な強風!

一方、折り返して
南の方向に走っていきますと。
風が3m、自分が2.8m、
いずれも同じ方向に移動してる。
つまり、ほぼ無風ってことになる。
だから、追い風などない。
なんてこったい。
風速2mくらいなら、
風を追い越して走ってるってことか。


これって、
速い人だともっと深刻ですよね。
サブスリーのランナーさんなんか
秒速4mで走ってるんだもんな。
風速4m未満の風は、全部向かい風。

そんなことを考えながら、
色々と調べものをしていますと。
面白い記事を発見しまして。
競技レベルまでになると更に深刻だ。
時速20kmでの空気抵抗に要する
余分なエネルギー量は、7.7%とな。

時速20kmというと、キロ3分。
自分には無縁な話、のようだけど
キロ6で走ってて、向かい風2.8mだと
時速20km分の空気抵抗ですからね。
まさに冒頭に書いた状況じゃないか。

そして、
速くなれば速くなるほど、
空気抵抗は増していく。
速くなれば速くなるほど、
向かい風の状況が増えていく。

やっぱランニングって、
ストイックな世界だな。