いやー、ほんと。
なかなかのコンディションでの
草レースとなりました。


6月末の日曜日。
友人が所属している
六甲ときめき探検隊というグループと
神戸六甲迎賓館がコラボして行われた
六甲ときめき迎賓館
猪トレイル。

チラシの雨天決行の文字が
燦然と輝いてますな。


まずは六甲ケーブルに乗って、
スタート地点である
神戸六甲迎賓館に向かいます。
既にケーブル乗る前から、
なかなかの雨模様でしたけど。

六甲山上駅に着いたら
なんとも素晴らしい景色。


眺望どころか、
百メートル先も見えないんですけど!
風が強すぎるからか雨がミスト化して、
六甲山系を見事な霧が覆っています。

こんなの逆風だと絶対進まんやつやん…

思わずボヤいてしまう友人&僕。
そもそもレースやんのかな。
中止とかもあるんじゃない?
なんてしゃべりながら、迎賓館に到着。


おおお。
やる気だ。
こんな素晴らしいコンディションに負けず、
次々と集まってくる参加者たち。
そして、それを賑やかに出迎えてくれる
運営のみなさん。

手づくり感があって、
草レースならではの温かい雰囲気。


ほどなく、
運営の方からレースの概要説明が。
六甲山系にある5つのチェックポイントのうち
自分の実力に合わせて3つ・4つ・5つの
いずれかを選択して、巡っていきます。

元々、4つを巡るコースで
エントリーを考えていたのですが、
天候も天候とあって、
友人と話し合いの結果、
3つを巡るコースにエントリーしました。


それぞれのコース優勝者には景品が!
なんてアナウンスもありましたが、
友人に聞くと、キャノンボールの主催者とか
相当な強者がいるとのこと。
我々に優勝の二文字は無縁ですな。


具体的なルートはこんな感じ。
まずは迎賓館をスタートして北、
第一チェックポイントの地獄谷へ。
いったん迎賓館に戻って次は西、
第二チェックポイントの掬星台へ。
再度、迎賓館に戻って最後は南、
六甲ケーブルの六甲山下駅を通って
迎賓館に戻ってきてゴールとなります。


スタート時間になっても、

変わらぬ雨と風。そして霧。

足元にはくれぐれも気をつけて、

怪我しないように行こうっと。


いざ、れっつらごー!


第一CP=地獄谷

まずは舗装されたロードのラン。
地獄谷へ向かうランナーさんが
一団となって地獄谷に向かいます。
最初の2km弱はロードで、
キロ6分ペースでウォーミングアップ。

その後、トレイルの下りに入って
みんなスイスイと下っていきますが
トレランのスキルが低い僕は、
もう追走ですでに手一杯。

トレランの下りって、ほんと難しいー。
ステップの踏み方がランと違うし、
あちこちの石や枝を踏んだ時に、
バランスを維持しなきゃいけないし。
追いていかれないように、
バタバタしながらも山を下っていく。

下りきった後に少しロードに出たので、
ここで息とリズムを整えまして。
そこからほどなく、地獄谷に到着。


パシャっとな。
後ろに怪しげなポーズをした1名が
うつっておりますが。
友人と同じ六甲ときめき探検隊で
同い年の仲のよいメンバーさんとのことで。
今回、全行程を一緒に進んでくれました。


さ、地獄谷まで下りましたので。
迎賓館に戻るには登り返すしかありません。
ルートがいくつかあるそうですが、
僕は完全に友人たち2人まかせ。

そしたら、
最もハード
沢ルートを選択されておりまして。


完全に
アドベンチャーじゃん。
雨が降りしきる中、
沢の水がなかなかの勢いで流れてます。


なんたって、
石が雨と沢の水で塗れてますからね。
つるつる滑ってかなり危ない。
変に水を避けて石づたいに飛んでいくと
滑落した時に大事故になるので。
頭から落ちたら生死に関わっちゃう。


足をじゃぶじゃぶ水の中に突っ込んで
川底に足をつけて渡っていくことに。
水の流れにもっていかれないように、
しっかり踏ん張ることだけ気をつければ
滑落する危険性はないので。

周りの石を掴みながら
一歩一歩、着実に渡っていく。


どうしても
石の上を進んでいく他ない時は、
四つ足のごとく手を前について、
こちらも一歩一歩、着実に。







絶対に滑落は避けるようにして、
時間をかけて歩を進めていきました。

慎重に進むこと1時間半
ようやく迎賓館へと帰還!


いやー、アドベンチャーだった。
めっちゃ楽しかったー!
と、既に満足げな友人たち2人。

おーい。
まだあと2つも、
チェックポイントが残ってますよ。

まだ休憩したそうな2人を引っ張り出し、
次なるチェックポイントに向かって、
走り出していったのでありました。

(つづく)